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釣り・施設ガイド10分で読める

姫津漁港の西防波堤(新潟県佐渡市)|柵で囲われた空間だけが開放。まき餌はオキアミだけ

釣り場ガイド

佐渡島の外海府海岸にある漁港です。新潟県が「釣り場として開放している」と名指しした2つの漁港のうちのひとつで、もうひとつが出雲崎漁港です。

この釣り場で先に知っておいてほしいのは2つ。開放されているのは西防波堤の“一部”だけなのと、まき餌はオキアミしか使えないことです。

開放されているのは、柵で囲われた一部だけです

新潟県の公式ガイドが、こう書いています。

岩場に形成された港で、整備されたトイレなども嬉しい。橋を渡った先にある西防波堤の一部は、柵で囲われ釣りが可能な空間として解放されており、磯魚を中心に楽しめる。 ※橋を渡る際は、現地の案内標識のルールを守ろう。

「西防波堤の一部」で「柵で囲われている」——この2つが揃った場所だけが釣り場です。柵の外や、防波堤のほかの部分は開放されていません。

橋を渡ります。 現地に案内標識があるので、そのルールに従ってください。

トイレがあります。 県のガイドは「整備されたトイレなども嬉しい」と書いていて、駐車場あり・WCありの表示も付いています。

この施設で釣りができるか

できます(確度:直接)。 新潟県(農林水産部 漁港課)が、開放していることと期間・時間を明記しています。

防波堤などは釣り人の転落事故が発生しているため、立入りを禁止していますが、次の漁港においては施設を整備し、地元自治体に管理業務を委託した上で釣り場として開放しています。(注意:気象、災害及び施設の修繕等の状況により閉鎖することがあります)

項目 内容
開放期間 5月1日〜10月31日
開放時間 午前10時〜午後4時
開放している施設 西防波堤(その一部・柵で囲われた空間)
管理 新潟県が整備し、地元自治体に管理業務を委託

開放時間が6時間しかありません。 午前10時から午後4時までです。朝まずめも夕まずめも、開放時間の外です。「早朝に入って昼前に上がる」という釣り方はできません。

開放期間も半年です(5月1日〜10月31日)。同じ新潟県の出雲崎漁港(4月1日〜11月30日・日の出から日没まで)と比べると、期間も時間も短いことになります。

期間内でも閉まることがあります(気象、災害及び施設の修繕等の状況により)。

まき餌はオキアミ以外 禁止です

新潟県の公式ガイドの「ルールを守る」の節に、名指しで書かれています。

・加茂湖の全域(P.3)と、コンクリート面で造成されたいわのり漁場(P.7 戸地、P.14 亀脇、P.17 白木等)はまき餌が禁止されています。 ・姫津漁港(P.8)ではオキアミ以外のまき餌は禁止されています。

「まき餌が全部 禁止」ではありません。 オキアミなら使えます。 アミエビ・配合餌・ぬかなどを持ち込むと、この漁港のルールから外れます。

佐渡には「まき餌が全面禁止」の場所もあります——加茂湖の全域と、コンクリート面で造成されたいわのり漁場(戸地・亀脇・白木 等)です。佐渡の別の場所へ回るときは、そこのルールを確かめてください。

釣れる魚(県公式が11魚種)

クロダイ/メジナ/アオリイカ/メバル/アイナメ/イナダ/マダイ/イシダイ/カンダイ/アジ/サヨリ

県のガイドは「磯魚を中心に楽しめる」と書いています。岩場に形成された港なので、メジナ・イシダイ・カンダイといった根の魚が並びます。

アクセス

両津港から国道350号、県道31号、県道45号経由で33キロメートル・55分(県公式ガイドの記載)。

佐渡島なので、まず船で渡る必要があります。 開放時間が午前10時〜午後4時なので、フェリーの時刻と合わせて計画してください。

釣行前に必ず確認してほしいこと

新潟県の海面での遊漁には、新潟県漁業調整規則(令和2年11月26日 新潟県規則第59号)が適用されます。

使える漁具・漁法は5つだけ(第40条)

(遊漁者等の漁具漁法の制限) 第40条 何人も、海面において次に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又は漁法により水産動植物を採捕してはならない。 (1) 竿釣り及び手釣り (2) たも網及びさで網 (3) 投網(船を使用しないものに限る。) (4) やす及びは具 (5) 徒手採捕

罰則があります。 第56条は、第40条第1項の規定に違反した者は科料に処すると定めています。

タコは採れません

タコは共同漁業権の対象のため、遊漁者が採取することはできません。 30kg 未満のクロマグロは採捕が禁止されています。

佐渡でタコを狙うのは、この一文で否定されています。 岩場の港なのでタコがいそうに見えますが、遊漁者は採れません。

採捕が禁止される期間と大きさ(第37条・全16行のうち海面に効く6行)

水産動植物 禁止期間
あゆ 1月1日〜6月15日(海面)
うなぎ(全長40センチメートル以下のものに限る) 周年(海面)
あわび(殻長9センチメートル以下のものに限る) 周年(海面)
あわび(殻長9センチメートルを超えるものに限る) 9月1日〜10月31日(海面)
えご 10月1日〜翌年6月30日(海面)
てんぐさ 9月1日〜翌年4月30日(海面)

この施設では、あわびの規定が特に効きます。 殻長9センチメートルを超えるあわびの禁止期間が「9月1日〜10月31日」で、姫津漁港の開放期間(5月1日〜10月31日)の後半とちょうど重なります。 ただし、あわびは漁業法でそもそも採れません(後述)。規則の期間を見て「10月31日を過ぎれば採れる」と読まないでください。

えご・てんぐさは海藻です。 てんぐさは9月1日〜翌年4月30日が禁止なので、開放期間の後半(9月・10月)は採れません。

あわび・なまこ・シラスウナギは、期間・大きさを問わず採れません

漁業法第132条(特定水産動植物の採捕の禁止)により、漁業権や漁業許可に基づかずに あわび・なまこ・しらすうなぎ を採捕すると、3年以下の拘禁刑 又は 3,000万円以下の罰金が科される場合があります(罰則は同法第190条)。

磯の港なので、あわび・なまこ・さざえに手が届く場所があるかもしれません。 あわびとなまこは、期間も大きさも関係なく採れません。 さざえ・わかめなども、その海域の第一種共同漁業権の対象なら採れません。

まだ確認できていないこと

料金の記載が、県にも佐渡市にも見当たりません [未確認]。「無料」と書かれた一次の記述も見つかっていません。

柵で囲われた区間の長さ・収容人数は確認していません [未確認]。

竿の本数・ライフジャケットの扱いなど、この施設固有のルールは確認していません [未確認](まき餌の制限だけが県のガイドに書かれています)。

新潟海区漁業調整委員会の指示は取得できていません [未確認]。

佐渡市の公式ページは本記事では確認していません [未確認]。管理は「地元自治体に委託」と県が書いているので、佐渡市に問い合わせ先があるはずです。

こんな人に向いている

  • 磯の魚を狙いたい人。 岩場に形成された港で、メジナ・イシダイ・カンダイが並びます
  • トイレのある釣り場がいい人。 県のガイドが駐車場あり・WCありと表示しています
  • 佐渡観光と組み合わせる人。 両津港から33キロメートル・55分です
  • 朝まずめ・夕まずめを狙いたい人には向きません。 開放は午前10時〜午後4時です
  • アミエビでサビキをしたい人。 まき餌はオキアミ以外 禁止です
  • 冬から春に行きたい人。 開放は5月1日〜10月31日です

注意しておきたい点

  • 開放されているのは西防波堤の“一部”(柵で囲われた空間)だけです
  • 開放時間は午前10時〜午後4時の6時間。朝夕のまずめは入れません
  • 開放期間は5月1日〜10月31日
  • まき餌はオキアミ以外 禁止
  • タコは共同漁業権の対象で、遊漁者は採れません
  • 橋を渡るときは、現地の案内標識のルールに従ってください
  • 期間内でも、気象・災害・施設の修繕の状況で閉鎖することがあります
  • 30キログラム未満のクロマグロは採捕が禁止されています

出典

  • 新潟県公式「釣り場として開放している漁港施設」 — 農林水産部 漁港課。防波堤などは釣り人の転落事故が発生しているため立入りを禁止しているが、次の漁港においては施設を整備し、地元自治体に管理業務を委託した上で釣り場として開放している/姫津漁港(西防波堤)=開放期間 5月1日〜10月31日・開放時間 午前10時〜午後4時/出雲崎漁港(離岸堤)=開放期間 4月1日〜11月30日・開放時間 日の出から日没まで/※港湾施設では新潟東港(第2東防波堤)、直江津港(第3東防波堤)を開放/気象、災害及び施設の修繕等の状況により閉鎖することがあります。取得日 2026-09-04
  • 新潟県公式「SADO FISHING GUIDE 磯釣り編」(PDF・全40ページ) — 佐渡の釣り場24か所のガイド。⑧姫津漁港(駐車場あり・WCあり/岩場に形成された港で、整備されたトイレなども嬉しい。橋を渡った先にある西防波堤の一部は、柵で囲われ釣りが可能な空間として解放されており、磯魚を中心に楽しめる/※橋を渡る際は、現地の案内標識のルールを守ろう/主な魚種11魚種=クロダイ、メジナ、アオリイカ、メバル、アイナメ、イナダ、マダイ、イシダイ、カンダイ、アジ、サヨリ/両津港から国道350号、県道31号、県道45号経由で33km 55分)/「安全で快適な磯釣りを楽しむために」のまき餌ルール2行=加茂湖の全域とコンクリート面で造成されたいわのり漁場〈戸地・亀脇・白木等〉はまき餌が禁止・姫津漁港ではオキアミ以外のまき餌は禁止/タコは共同漁業権の対象のため、遊漁者が採取することはできません/30kg未満のクロマグロは採捕が禁止されています/マナー(まき餌の使用ルールを守る/残ったまき餌・ゴミ・釣り針〈海鳥が傷付きます〉は必ず持ち帰る/周囲の釣り人に注意する/港湾・漁業関係者の邪魔にならない/漁船や漁具の周辺は危険なので近づかない)/ルール(違法駐車はしない/危ない場所・立入禁止の場所に入らない/地元関係者で定められているルールもしっかり守る)。取得日 2026-09-04
  • 新潟県公式「魚釣り愛好家の皆様へ」 — 農林水産部 漁港課。立入禁止区域での魚釣りは大変危険です/防波堤は、高波などによる危険性が極めて高く、転落事故が発生する可能性が高いことから、立入りを禁止しています/釣り場として開放している施設があります(姫津漁港・出雲崎漁港)/港湾内への関係者以外の立入りも禁止されています。取得日 2026-09-04
  • 新潟県公式「新潟県漁業調整規則」(新潟県報・PDF・全17ページ) — 令和2年11月26日 新潟県規則第59号。第40条 遊漁者等の漁具漁法の制限/第37条 禁止期間/第56条 罰則(第40条第1項の規定に違反した者は科料に処する)。本記事はPDFを自分でダウンロードし、get_text(sort=True) で段組を並べ直して条文を数え直しました。 取得日 2026-09-04

マナーとお願い

  • 残ったまき餌、ゴミ、釣り針は必ず持ち帰ってください。 新潟県のガイドは「海鳥が傷付きます」と理由を書いています
  • まき餌はオキアミだけにしてください(この漁港のルールです)
  • 周囲の釣り人に注意してください
  • 港湾・漁業関係者の邪魔にならないようにしてください
  • 漁船や漁具の周辺は危険なので近づかないでください
  • 違法駐車はしないでください
  • 危ない場所・立入禁止の場所に入らないでください。 開放されているのは柵で囲われた西防波堤の一部だけです
  • タコは採らないでください(共同漁業権の対象です)
  • 地元関係者で定められているルールも守ってください

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。