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釣り・施設ガイド10分で読める

出雲崎漁港の離岸堤(新潟県出雲崎町)|県が「ここは開放している」と名指しした釣り場

釣り場ガイド

新潟県の漁港は、原則として防波堤への立入りが禁止されています。 その中で、県が「釣り場として開放している」と名指しした数少ない漁港のひとつが、出雲崎漁港です。

この施設で釣りができるか

できます(確度:直接)。 新潟県(農林水産部 漁港課)が、開放していることと期間・時間を明記しています。

防波堤などは釣り人の転落事故が発生しているため、立入りを禁止していますが、次の漁港においては施設を整備し、地元自治体に管理業務を委託した上で釣り場として開放しています。(注意:気象、災害及び施設の修繕等の状況により閉鎖することがあります)

この一文が、この釣り場の性格をそのまま説明しています。 原則は立入禁止で、この漁港は例外として整備され、開放されている——という位置づけです。

項目 内容
開放期間 4月1日〜11月30日
開放時間 日の出から日没まで
開放している施設 離岸堤(釣離岸堤)
管理 新潟県が整備し、地元自治体に管理業務を委託

12月から3月は開いていません。 冬の日本海側なので、荒天の期間は最初から外してあると読めます。

期間内でも閉まることがあります。 県は「気象、災害及び施設の修繕等の状況により閉鎖することがあります」と書いています。

新潟県は、同じページで開放している施設をもう1つ挙げています——姫津漁港(西防波堤・佐渡市/5月1日〜10月31日・午前10時〜午後4時)です。港湾施設では新潟東港(第2東防波堤)と直江津港(第3東防波堤)を開放しています。

釣れる魚(町公式が14魚種を漁期つきで公開)

出雲崎町の公式サイトが、季節ごとに釣れる魚を表にしています。

魚種 漁期
スズキ 6〜10月
クロダイ(チヌ) 5〜12月
キンデコ 9〜11月
ハチメ(メバル) 3〜8月
アブラメ(アイナメ) 年間
タナゴ 3〜5月
ハゼ 3〜4月、9〜11月
キス 6〜9月
小アジ 8月
アジ 7〜9月
コチ 6〜11月
カレイ 2〜4月
イシダイ 8〜10月
カマス 8〜9月

アブラメ(アイナメ)は「年間」と書かれています。ほかの魚が季節で入れ替わるなかで、通年 狙える魚です。

漁期と開放期間はずれます。 カレイの漁期は2〜4月ですが、離岸堤の開放は4月1日からです。ハチメ(メバル)の3〜8月も、3月は開放期間の外です。漁期の表は「出雲崎漁港で釣れる魚」の話で、離岸堤に入れる期間とは別だと読んでください。

この表の更新日は2015年3月1日です [未確認]。魚種の傾向として読み、最新の状況は現地で確かめてください。

町公式は釣り船も2軒 紹介しています(幸栄丸 0258-78-3276/金徳丸 0258-78-3784)。

釣行前に必ず確認してほしいこと

新潟県の海面での遊漁には、新潟県漁業調整規則(令和2年11月26日 新潟県規則第59号)が適用されます。

使える漁具・漁法は5つだけ(第40条)

(遊漁者等の漁具漁法の制限) 第40条 何人も、海面において次に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又は漁法により水産動植物を採捕してはならない。 (1) 竿釣り及び手釣り (2) たも網及びさで網 (3) 投網(船を使用しないものに限る。) (4) やす及びは具 (5) 徒手採捕

罰則があります。 第56条は、第40条第1項の規定に違反した者は科料に処すると定めています。

採捕が禁止される期間と大きさ(第37条・全16行のうち海面に効く6行)

水産動植物 禁止期間
あゆ 1月1日〜6月15日(海面)
うなぎ(全長40センチメートル以下のものに限る) 周年(海面)
あわび(殻長9センチメートル以下のものに限る) 周年(海面)
あわび(殻長9センチメートルを超えるものに限る) 9月1日〜10月31日(海面)
えご 10月1日〜翌年6月30日(海面)
てんぐさ 9月1日〜翌年4月30日(海面)

うなぎは海面で全長40センチメートル以下が通年 禁止です。内水面は25センチメートル以下なので、海のほうが基準が厳しいという珍しい形です。

河口の近くの制限(第38条)

新潟県は、河口の近くで採ってはいけないものを表で決めています。 1つの決まりに見えて、中身は2種類あります。

河川 禁止区域 禁止期間 対象
三面川河口・信濃川河口・大河津分水路河口・関屋分水路河口(4河川) 河口中央より半径600メートル以内の海面 10月1日〜12月31日/3月1日〜6月15日 さけ/ます
阿賀野川河口・荒川河口・姫川河口・胎内川河口・加治川河口・大川河口(6河川) 河口から上流200メートルの内水面 3月15日〜6月14日 さくらます

上の4河川は「海の側」、下の6河川は「川の側」です。区域も期間も対象の魚も違います。

出雲崎で効いてくるのは、上の段の「大河津分水路河口」です。 大河津分水路の河口は出雲崎町の南隣(長岡市寺泊)にありますので、出雲崎漁港から南へ足を伸ばす場合は、河口中央から半径600メートル以内の海面に入っていないかを確かめてください。 具体的な距離は現地で測っていません [未確認]。

荒川・姫川・胎内川・加治川・大川の6河川は、「半径600メートル以内の海面で さけ・ます」ではなく、「河口から上流200メートルの内水面・さくらます」という別の規制のほうです。

タコは採れません

新潟県が公開している釣りのガイドに、はっきり書かれています。

タコは共同漁業権の対象のため、遊漁者が採取することはできません。 30kg 未満のクロマグロは採捕が禁止されています。

このガイドは佐渡を対象にしたものですが、タコが共同漁業権の対象であることと、クロマグロの制限は新潟県内で共通です。

あわび・なまこ・シラスウナギは、期間・大きさを問わず採れません

漁業法第132条(特定水産動植物の採捕の禁止)により、漁業権や漁業許可に基づかずに あわび・なまこ・しらすうなぎ を採捕すると、3年以下の拘禁刑 又は 3,000万円以下の罰金が科される場合があります(罰則は同法第190条)。

まだ確認できていないこと

料金の記載が、県にも町にも見当たりません [未確認]。「無料」と書かれた一次の記述も見つかっていません。

離岸堤への渡り方(渡船か、陸から歩けるか)は確認していません [未確認]。「離岸堤」は岸から離れた堤防なので、アクセスの方法は行く前に確かめてください(出雲崎町 産業観光課 商工観光係 0258-78-2291)。

駐車場・トイレの有無も確認していません [未確認]。

新潟海区漁業調整委員会の指示は取得できていません [未確認]。

竿の本数・まき餌の扱いなど、この施設固有のルールは確認していません [未確認]。同じ新潟県でも、姫津漁港(佐渡市)には「オキアミ以外のまき餌は禁止」という決まりがあります——出雲崎に同種の決まりがあるかは分かりません。

こんな人に向いている

  • 「入っていい場所」で釣りたい人。 新潟県が名指しで開放を明記しています
  • 通年で狙える魚を追いたい人。 アブラメ(アイナメ)は町公式が「年間」と書いています
  • 春から秋に新潟の海岸線を回る人。 開放は4月1日〜11月30日です
  • 冬に行きたい人には向きません。 12月から3月は開いていません
  • 夜釣りをしたい人。 開放時間は日の出から日没までです

注意しておきたい点

  • 開放期間は4月1日〜11月30日。12月〜3月は開いていません
  • 開放時間は日の出から日没まで。夜は入れません
  • 期間内でも、気象・災害・施設の修繕の状況で閉鎖することがあります
  • 新潟県の漁港は、開放されている場所以外は立入禁止です
  • タコは共同漁業権の対象で、遊漁者は採れません
  • 30キログラム未満のクロマグロは採捕が禁止されています
  • 離岸堤への渡り方は事前に確認してください(出雲崎町 産業観光課 0258-78-2291)

出典

  • 新潟県公式「釣り場として開放している漁港施設」 — 農林水産部 漁港課。防波堤などは釣り人の転落事故が発生しているため立入りを禁止しているが、次の漁港においては施設を整備し、地元自治体に管理業務を委託した上で釣り場として開放している/姫津漁港(西防波堤)=開放期間 5月1日〜10月31日・開放時間 午前10時〜午後4時/出雲崎漁港(離岸堤)=開放期間 4月1日〜11月30日・開放時間 日の出から日没まで/※港湾施設では、新潟東港(第2東防波堤)、直江津港(第3東防波堤)を開放しています/気象、災害及び施設の修繕等の状況により閉鎖することがあります。取得日 2026-09-04(2026-09-05 更新)
  • 新潟県公式「魚釣り愛好家の皆様へ」 — 農林水産部 漁港課。立入禁止区域での魚釣りは大変危険です/防波堤は、高波などによる危険性が極めて高く、転落事故が発生する可能性が高いことから、立入りを禁止しています/立入禁止の看板と漁港を襲う波の写真/釣り場として開放している施設(姫津漁港・出雲崎漁港の期間と時間)/港湾内への関係者以外の立入りも禁止されています。取得日 2026-09-04(2026-09-05 更新)
  • 出雲崎町公式「出雲崎漁港」 — 公開日・最終更新日とも 2015年3月1日。季節ごとに釣れる魚 14魚種=スズキ6〜10月/クロダイ(チヌ)5〜12月/キンデコ9〜11月/ハチメ(メバル)3〜8月/アブラメ(アイナメ)年間/タナゴ3〜5月/ハゼ3〜4月・9〜11月/キス6〜9月/小アジ8月/アジ7〜9月/コチ6〜11月/カレイ2〜4月/イシダイ8〜10月/カマス8〜9月/釣り船紹介(幸栄丸 0258-78-3276/金徳丸 0258-78-3784)/問い合わせ=産業観光課 商工観光係(出雲崎町大字川西140番地・0258-78-2291)。取得日 2026-09-04(2026-09-05 更新)
  • 新潟県公式「新潟県漁業調整規則」(新潟県報・PDF・全17ページ) — 令和2年11月26日 新潟県規則第59号。第40条 遊漁者等の漁具漁法の制限/第37条 禁止期間/第38条 河口付近における採捕の制限/第56条 罰則(第40条第1項の規定に違反した者は科料に処する)。本記事はPDFを自分でダウンロードし、get_text(sort=True) で段組を並べ直して条文を数え直しました。 取得日 2026-09-04(2026-09-05 更新)
  • 新潟県公式「SADO FISHING GUIDE 磯釣り編」(PDF・全40ページ) — 佐渡の釣り場24か所のガイド。安全で快適な磯釣りを楽しむためにの節に、まき餌の使用ルール(加茂湖の全域とコンクリート面で造成されたいわのり漁場〈戸地・亀脇・白木等〉はまき餌が禁止/姫津漁港ではオキアミ以外のまき餌は禁止)と、タコは共同漁業権の対象のため、遊漁者が採取することはできません/30kg未満のクロマグロは採捕が禁止されています/残ったまき餌・ゴミ・釣り針(海鳥が傷付きます)は必ず持ち帰る/漁船や漁具の周辺は危険なので近づかない。取得日 2026-09-04(2026-09-05 更新)

マナーとお願い

  • 残ったまき餌、ゴミ、釣り針は必ず持ち帰ってください。 新潟県のガイドは「海鳥が傷付きます」と理由を書いています
  • 港湾・漁業関係者の邪魔にならないようにしてください
  • 漁船や漁具の周辺は危険なので近づかないでください
  • 違法駐車はしないでください
  • 危ない場所・立入禁止の場所に入らないでください。 新潟県の漁港は、開放されている場所以外は立入禁止です
  • タコは採らないでください(共同漁業権の対象です)
  • 地元関係者で定められているルールも守ってください(新潟県のガイドのお願い)

訂正・更新履歴

  • 2026年9月5日 新潟県漁業調整規則 第38条の河川の区分を訂正しました(6河川は河口から上流200メートルの内水面の規制です)

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。