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初めてのサビキ釣り(家族向け)|手引きと釣り公園の決まりを突き合わせて分かった、竿を借りたあとの流れ

釣り場ガイド

釣具メーカーの手引き2つと、釣り公園3か所の決まりを突き合わせると、初めての家族が先に知っておくと困らないことは2つでした。

  1. 釣り方より先に、その施設の決まりを確かめる。 竿の本数も、まいてよいエサも、投げてよいかも、3か所でそろっていませんでした
  2. 釣り方は、手引きによって数字の言い方が違っても、流れは同じ。 底まで落とす→少し上げる→エサをまく→止めて待つ、の順です

サビキ釣りは、エサ(アミエビ)を海にまいて魚を寄せ、たくさん付いた小さな針に食いつかせる釣りです。釣具メーカーのダイワは、仕組みをこう説明しています。

回遊してくるアジやサバなどをコマセで寄せて、たくさんの擬餌バリが付いたサビキに食いつかせるのが、この釣りのシステムです。

このページは、釣具メーカーの手引きや、公共の釣り公園・海上保安庁の案内を突き合わせて整理したものです。手引きに書かれていない「コツ」は足していません。

1. 釣り方より先に、その施設の決まりを確かめる

突き合わせて一番はっきりしたのが、ここです。 同じ海釣り公園でも、竿の本数は2本・3本・混んだら1本とばらばらで、まいてよいエサや投げてよい距離も違いました。

決まり 須磨海づり公園(神戸市) 福岡市海づり公園 尼崎市立魚つり公園
竿の本数 1人2本まで 1人3本まで(混んでいるときは1本) 本数を制限する場合がある
まき餌 集魚剤・赤土・ヌカ等は禁止 アミ、沖アミ以外は禁止 —
投げる釣り 北釣台の内側に向けた投げ釣り・ルアー釣りは禁止 サビキやカゴの仕掛けの遠投は禁止(釣台から約5m以内まで) 危険な投げ釣りとルアー釣りは禁止
子どものライフジャケット 小学校3年生以下は必ず着用 子どもは必ず着用(入口に備え付け) 小学校3年生以下は必ず着用(無料で貸し出し)

(各施設の公式ページ・取得日 2026-10-04)

竿で釣るか手で釣るか以外の方法は禁止と決まりに書いているのは、須磨と尼崎です(福岡市海づり公園のこのページには、同じ決まりはありません)。子どものライフジャケットは3か所とも決まりにありますが、何歳までが対象かは施設ごとに違います(上の表)。出かける施設の決まりは、受付か公式サイトで確かめてください。

2. 仕掛けとエサを準備する

借りる竿に仕掛けが付いているかどうかは、施設によって違います。 須磨と尼崎のレンタル竿は「仕掛けつき」「仕掛け付き」と料金表にあります(尼崎には仕掛け無しのレンタル竿もあります)。付いていなければ、売店でサビキ仕掛けを買います。

仕掛けは、上の端から出します。 ダイワの手引きはこう書いています。

上部には“ココからはずす”などの注意書きが明記されていますので、必ずその部分から取り付けていきましょう。それを無視して下部やハリからはずしたりすると絡まるので要注意です。

仕掛けを出したら、エサを入れるカゴとオモリを付けます。カゴが仕掛けの上に付く形と下に付く形があり、ハヤブサの手引きは、慣れていない人には「仕掛が絡まりにくく扱いやすい下カゴタイプ」を勧めています。

エサはアミエビです。 冷凍のブロックや、チューブに入った物があります。ダイワは、ひとブロックの量をこう書いています。

ひとブロックあれば、半日は楽しめます。

凍ったアミエビをほぐしたりカゴに入れたりするのに、割りばしやスプーンを持っていくよう、ハヤブサの手引きは勧めています。

3. 釣り方の流れ(数字の言い方は違っても、流れは同じ)

2つの手引きを並べると、巻く回数や止める間隔の数字は違いますが、底まで落としてから少し上げ、エサをまいて止めて待つ、という流れは同じでした。 まず、ハヤブサの手引きの手順を順に並べます。

  1. カゴにエサを入れる(スプーンで袋から入れるか、エサを吸い込む専用のバケツに数回沈める)
  2. リールのベールを起こして、仕掛けを海に落とす
  3. 仕掛けが底まで沈むとリールから出る糸が止まるので、リールのベールを倒して糸を巻ける状態にする
  4. リールを3〜5回ほど巻いて、仕掛けを底から少し浮かせる
  5. 竿を1〜2回大きく上下に動かして、カゴのエサをまく
  6. 竿を止めて待つ。反応がなければ、また竿を上下に動かしてエサをまく
  7. 魚が掛かると竿の先がプルプルと震えるので、そのまま水面まで巻き上げる

ダイワの手引きは、上にカゴが付く仕掛けの場合として、底に着いたら竿を上下に振ってエサを出しながら上げていき、「50cm間隔で止めを入れてアタリを待つ」と書いています。ダイワの「50cm間隔」は、カゴが仕掛けの上に付く形の場合として書かれています。数字は手引きごとの目安で、どちらも底まで落としてからが始まりです。

巻きすぎに気をつけてください。 仕掛けの上の金具が竿の先まで来ているのに巻き続けると、竿の先が折れることがある、とハヤブサの手引きに書かれています。

4. 釣れたら

針を外したら、魚はしばらく水を入れたバケツで泳がせておくか、傷みやすい魚は早めにクーラーボックスに入れます。サバについて、ハヤブサの手引きはこう書いています。

傷みやすいので釣れたらすぐに締めてクーラーボックスに入れましょう。

触ってはいけない魚もいます。 サビキで釣れることがある魚として、ハヤブサの手引きはアイゴを挙げています。

トゲに毒があるので手で触れてはいけません。慎重に鈎を外して海に帰しましょう。

小さい魚や持ち帰らない魚は、海上保安庁も「優しくリリースしましょう」と呼びかけています。

4-2. 持ち帰る準備(クーラーボックスと氷)

持ち帰るなら、クーラーボックスと氷を用意しておきます。 ハヤブサの「準備する持ち物」は、こう書いています。

クーラーボックスと共に必要。意外と忘れやすいので要注意。凍らせたペットボトルでもOK。

クーラーボックスは、同じページで「釣った魚を持ち帰る時に必要になる便利グッズ」とされています。釣れた魚は、しばらく水汲みバケツで泳がせておけます。

氷は、釣り公園の売店で買える所もあります。 須磨海づり公園と尼崎市立魚つり公園は、どちらもこう書いています。

もちろん売店では、仕掛け、エサ、氷など常備しておりますので、忘れ物があっても安心です。

傷みやすいサバは、上の節のとおり、釣れたらすぐに締めてクーラーボックスに入れます。

5. 釣れないとき

ハヤブサの手引きは、見直すところを3つ挙げています。

  • 最初は、何回かエサを入れ直してまく。 釣り始めは、魚がエサに気付いていないことがあるためです
  • カゴのエサが空になっていないか確かめる。 2〜3回まくと空になります
  • 魚のいる深さに合わせる。 底の近くから始めて、釣れなければ上の方を探ります

尼崎市立魚つり公園は、季節についてこう書いています。

晩春~初秋が初心者の方でも比較的魚が釣れやすい季節です。

6. 隣の人と気持ちよく釣る

仕掛けを上げるときは、隣の人に当てないようにします。 魚が掛かっていても慌てずに周りを見るよう、ハヤブサの手引きに書かれています。仕掛けは潮で横に流れるので、ある程度流れたら回収して沈め直すと、隣の仕掛けと絡みにくくなります。

海上保安庁は、間隔と船について次のように書いています。

ルアーやオモリが人や物に当たると非常に危険ですので適切な間隔をもって釣りをしましょう。

場所によっては船が通ります。そのときは仕掛けを上げて、船に絡めないようにします。荷物を広げて場所を取るのも、周りの迷惑になります。

7. 子どもの安全

3か所とも、子どものライフジャケットを決まりに書いていました(何歳までが対象かは違います)。

子どもにはライフジャケットを着せてください。 何歳までが着用の決まりかは施設ごとに違うので、行く施設の決まりも確かめてください。海上保安庁はこう書いています。

ライフジャケットなしで救助を待つことは非常に困難です。釣りに行く際には必ずライフジャケットを着用しましょう。

子どもが着るときは、大人が着方を確かめます。体に合った物を選び、ベルトをしっかり締めます。ポケットに物を入れすぎると浮く力に影響が出る、とも書かれています。

釣り台の上では、手すりや柵に登らない、走らないことも、尼崎と福岡の釣り公園が決まりにしています。

8. 片付けて帰る

糸や針、ごみは持ち帰ります。 海上保安庁はこう書いています。

釣り場は公共の場所です。釣りに使用した糸や針、飲食後に出たゴミなど必ず持ち帰りましょう。

まいたエサで釣り場を汚さないようにすることも、同じページに書かれています。施設にごみ箱がある場合は、決められた容器に入れます。

9. 決まりの話

釣りで使える道具や釣り方は、都道府県の漁業調整規則で決まっています。水産庁はこう書いています。

釣り等の遊漁では、以下の「都道府県の一覧表(PDFファイル)」で示された漁具・漁法以外を使用することはできません。

一覧に載っている漁法でも、使える海域や道具の大きさ・数が制限されている場合がある、と水産庁は書いています。そのうえで「特に、まき餌釣や灯火の使用等については注意が必要です。」としています。行き先の県の決まりを確かめてください。海釣り公園では、まいてよいエサの種類も施設の決まりに書かれています(上の表)。

出典

サビキ釣りができる海釣り公園

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

竿を出す前にその施設の決まりを確かめ、ライフジャケットを着て、隣の人にあいさつしてから始めましょう。

関連: _index_コラム/E-829_鳴尾浜臨海公園海づり広場/E-830_南港魚つり園

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。