コラム一覧に戻る
口コミ評判12分で読める

鳴尾浜臨海公園 海づり広場(兵庫県西宮市)|大人300円で1日釣れる堤防。ルアーは使えません

釣り場ガイド

大人300円で、朝から夕方まで釣れる堤防の釣り場です。運営者はこう紹介しています。

堤防釣りができる300mほどのエリア。この辺り一体はスズキ、チヌのポイントで、大型から小型魚の数釣りも可能です。

先に知っておいてほしいのは、ルアー類が使えないことです。メタルジグもエギも、2021年4月1日から禁止になっています。

この施設で釣りができるか

できます。 西宮市の鳴尾浜臨海公園のうち「海の見える丘ゾーン」にある海づり広場です。

運営者のサイトでは、釣果の情報が毎日更新されています。2026年10月1日の欄には、カタクチイワシ・サバ・サッパ・サヨリ・キビレ・チヌが並んでいました(この記事の確認日 2026年10月2日)。

竿もエサも無い家族は、いくらで始められるか

サビキ釣りなら、道具を持たずに始められます。 運営者のよくある質問は、こう答えています。

サビキ釣りに必要なものは一式こちらにレンタルや販売がございますので特に必要なものはありません。

持っていくとよい物として、タオル・折り畳みイス・レジャーシート、天気によっては雨具や日除けが挙げられています。

大人2人と小学生1人で、竿1本を借りる場合の例(運営者のサイトの値段で計算):

項目 金額
入場(大人300円×2・こども150円×1) 750円
貸竿 1本 1,000円
エサ(アミエビ) 800円
ここまでの合計 2,550円
  • サビキの仕掛けの値段は、サイトに書かれていません。 貸竿に仕掛けが付くかどうかも書かれていないので、受付で確かめてください
  • 車なら、ほかに駐車料金(1日の最大1,000円)がかかります
  • 6歳未満の子の入場料は、料金表に区分がありません
  • 氷は200円、発泡スチロールのクーラーは800円です

釣り方は、釣り場のスタッフに聞けます。 運営者は「釣り場にはスタッフが常駐しています。」と書いています(混んでいるときは待つことがあります)。どの位置で釣るとよいかの案内は、運営者のサイトにはありません。

小学3年生くらいまでのライフジャケットは無料で借りられます。 運営者は、お子さんは必ず着るように呼びかけています。安全柵はありません。 高さ20センチほどの竿置きがあるだけです。子どもから目を離さないでください。

場内はバリアフリーで、車いすで使えるトイレが釣り場の中にあります。屋内の休憩所はありません。 運営者は、夏場は熱中症対策をして来るよう呼びかけています。

いつ、何が釣れるか

運営者のサイトの「釣れる魚」の欄は、時期ごとにこう並んでいます(「釣れる魚は年によって異なる場合がございます。」と添えられています)。

時期 魚
5月 アイナメ(新子)
6月〜9月 イワシ・サヨリ・アジ・サッパ
10月〜11月 イワシ・サヨリ・アジ・タチウオ
12月 タチウオ
年中 チヌ・スズキ・ハネ・セイゴ・ボラ
その他 アブラメ・マダコ・ウミタナゴ・グレ・アコウ・アナゴ・キビレ

売店の仕掛けがサビキとサヨリの仕掛けなので、イワシ・アジ・サッパの時期(6月〜11月)は、借りた竿とアミエビでサビキ釣りを始めやすい季節です。

料金

区分 使用料(入場1回)
大人(16歳以上) 300円
こども(6歳以上16歳未満) 150円
見学(大人・こども) 100円

※西宮市民で、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方及びこの方の介護者1人、又は65歳以上の方は無料(要証明書提示)

  • 西宮市民の65歳以上は無料です(住所と年齢を証明できるものを窓口で見せます)
  • 回数券があります(大人 12枚3,000円・6枚1,500円/こども 12枚1,500円・6枚750円)
  • 貸竿は1,000円です

駐車場(約150台)は、最初の1時間以内が100円、以後30分ごとに100円で、1日の最大は1,000円です。割引はありません。

営業時間と休み

期間 時間
4月 7:00〜19:00
5月〜11月 5:00〜20:00
12月〜3月 7:00〜19:00
  • 休みは12月29日〜1月3日です
  • 月に1回ほど清掃日があり、その日は開場が午前7時からになります(釣り場全面を高圧洗浄車で掃除するため)。2026年10月の清掃日は28日と告知されています
  • 大雨・洪水・強風・波浪の警報が出たとき、警報が無くても危険なときは閉場します。途中で閉場しても、入場券の払い戻しはありません

釣りの決まり

竿は1人2本までです。

ルアー類は使えません。 運営者は理由と対象をこう書いています。

鳴尾浜海づり広場でのルアー類を使用した釣行について検討を続けた結果、怪我をされる事案が多いため、2021年04月01日から使用を禁止する事になりました。

対象として挙げられている物(原文のまま):

例) メタルジグ、ジグサビキ、ジグヘッド、メタルバイブレーション、スプーン、ソフトルアー、プラグテンヤ、エギ、タコジグ(投げ)、テンヤ、どじょう、その他類似品、類似行為。

禁止事項(運営者のページのまま):

01 _釣り場を必要以上に占用して釣りを行うこと 02 _酩酊して釣りを行うこと 03 _竿釣り及び手釣り以外の方法で水産動植物を採捕すること 04 _物品販売等の営業行為を行うこと 05 _他の利用者に危害を及ぼす危険な釣りを行うこと

  • 小学生以下は大人(保護者)の同伴が必要です。16歳未満は、午後6時以降は保護者の同伴がないと入れません
  • ペットは入れません(盲導犬・聴導犬・介助犬などは除く)
  • 釣り場では、カセットコンロ・七輪・ガスボンベの使用と持ち込みが禁止です
  • ポップアップ型の簡易テントとパラソルは使えます。強風のときは使用を控えてくださいと案内されています。ペグやロープを使うタープや大型テントは断られます
  • ローラーブレードやキックボードなどは、釣り場に持ち込めません

公園の工事の予定

西宮市は、海づり広場のある鳴尾浜臨海公園の南地区を再整備しています。

令和10年(2028年)4月より順次オープン予定

市の資料(2026年5月)では、旧リゾ鳴尾浜の解体が2026年7月〜2027年5月、公園の再整備の着工が2027年度の秋ごろの予定です。海づり広場がこの工事でいつ・どう影響を受けるかは、この記事では確かめていません。 行く前に運営者のサイトのお知らせを見てください。

兵庫県の規則で効くこと

ここは海面の釣り場なので、兵庫県漁業調整規則(令和2年11月26日 規則第48号/改正 令和7年2月18日 規則第2号)が効きます。

  • 竿釣りと手釣りは、遊漁で使える漁法の1つ目です(第40条第1号「さお釣り又は手釣り(船舶を使用して行うまき餌釣りを除く。)」)。施設の禁止事項03は、これに沿ったものです
  • ぶり(もじゃこ)は全長15センチメートル以下、まだこは体重100グラム以下、うなぎは全長20センチメートル以下を採ってはいけません(第35条)
  • ぼら(全長20センチメートル以下)は4月1日から8月31日まで採ってはいけません(第34条。淡路島沿海は12月31日まで)。なまこは5月1日から10月31日までです
  • 水中に電流を通す漁法、発射装置のあるもり・やすは禁止です(第36条第1項)

あわび・なまこは、漁業法第132条により、漁業権や漁業許可なしに採ると罰せられることがあります(期間や大きさを問いません)。

クロマグロを釣ってしまったときのルール(2026年4月の改正まで反映)

ここはこの施設に限った話ではなく、海で釣りをする人 全員に効く決まりです。水産庁は、船からの釣りも、堤防を含む陸からの釣りも対象だと案内しています。根拠は漁業法第121条第1項に基づく広域漁業調整委員会の指示です。

水産庁 瀬戸内海漁業調整事務所の管轄区域の図では、大阪湾は「瀬戸内海の海面(青色部分)」に入っています。瀬戸内海の委員会の指示は第48号(有効期間は令和7年4月1日から令和9年3月31日まで)で、第51号と第53号で改正されています。改正はどちらも令和8年4月1日から施行です。届出の決まりは、別の第50号にあります。この記事は第53号まで当たった内容です。

小型魚(30kg未満)は採ってはいけません

遊漁者は、瀬戸内海においてくろまぐろ(小型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(小型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

「小型魚」は30キログラム未満のクロマグロです。水産庁のQ&Aでは、すぐに放すつもりでも、小型魚を遊漁で採ることは禁止とされています。釣れてしまったら直ちに海へ戻します。

大型魚(30kg以上)は、2か月ごとに1人1尾まで

遊漁者は、瀬戸内海において採捕したくろまぐろ(大型魚)を、次に掲げる期間ごとに、一人一尾を超えて保持してはならない。

期間は、4月と5月・6月と7月・8月と9月・10月と11月・12月と1月・2月と3月の6つです。その期間の中ですでに1尾を保持した人は、別の大型魚が釣れたら直ちに海へ戻します。 今その魚を手元に持っているかどうかではありません。

採捕禁止の期間は、狙うこと自体ができません

採れた量が上限を超えそうになると、委員会の会長が期間を決めて大型魚の採捕禁止を公示します。水産庁はこう案内しています。

採捕禁止期間中はくろまぐろを狙ってのキャッチ&リリースを前提とした釣りも禁止

ほかの魚を狙っていてクロマグロが掛かったときは、直ちに放します。今が採捕禁止の期間かどうかは、水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」で確かめてください(出典にリンクがあります)。

大型魚を狙うなら、最初に狙う日の1営業日前までに届出

第50号では、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに大型魚を採ろうとする釣り人は、その期間で最初に大型魚を採ろうとする日の1営業日前までに、委員会へ届け出ます。

○届出は年に1度だけで良く、釣りに行く度に届出をしていただく必要はありません。

届出をしていない人は、大型魚を採ってはいけません。 第50号はこう書いています。

届出を行っていない遊漁者は、くろまぐろ(大型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(大型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に報告

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に委員会へ報告します。報告する事項は8つで、8つ目に届出番号が入っています。尾さ長が分かる写真と、運転免許証など氏名と住所を証する書類の写しも一緒に出します。放流した魚には、報告の義務はありません(水産庁のQ&A)。

まだ確認できていないこと

  • 南地区の再整備で、海づり広場がいつ・どう影響を受けるか
  • 兵庫県瀬戸内海区漁業調整委員会の指示
  • 海づり広場の設置の根拠になる西宮市の条例の条文

注意しておきたい点

  • ルアー類は2021年4月1日から使えません(エギ・メタルジグなども)
  • 竿は1人2本まで
  • 安全柵がありません。子どもから目を離さないでください
  • 清掃日は開場が午前7時からです
  • 途中で閉場しても入場券の払い戻しはありません
  • ぶり(もじゃこ)15センチメートル以下・まだこ100グラム以下は海へ戻してください

出典

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

300円で1日いられる釣り場です。 場所を広く取りすぎず、隣の人と気持ちよく並んでください。

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。