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釣り・施設ガイド14分で読める

若狭高浜海釣り公園(福井県高浜町)|1人200円、漁協が運営する防波堤と釣り桟橋

釣り場ガイド

福井県大飯郡高浜町、若狭湾に面した防波堤と釣り桟橋の釣り場です。運営は若狭高浜漁業協同組合。入場料は1人200円で、島に架かった桟橋の景観も含めて楽しめる釣り場と案内されています。

老朽化により、桟橋および一部が立入禁止になっています。貸し釣竿も当面の間 中止です。

この施設で釣りができるか

釣り専用に開放されている施設です(確度:直接)。 若狭高浜観光協会の公式サイトが、営業期間・入場料・釣れる魚まで含めて案内しており、問い合わせ先は若狭高浜漁業協同組合です。

2026年4月4日(土)より営業という告知も出ています。

利用条件

項目 内容
所在地 福井県大飯郡高浜町塩土
問い合わせ 若狭高浜漁業協同組合 0770-72-1234
営業期間 4月〜11月
時間 8:00〜17:00
定休日 水曜日(※天候等により臨時休業の場合あり)
入場料 1人 200円
車 1台 1,000円(清掃協力金)
バイク 1台 500円(清掃協力金)
駐車場 約40台収容(1,000円 清掃協力金/台)
その他設備 自動販売機あり

12月〜3月は営業していません。

今の状態で知っておくこと

老朽化により桟橋および一部を立ち入り禁止としております。ご了承ください。

公式サイトには「立入禁止区域」の案内も置かれています。釣り座の一部が使えない状態なので、現地では係員の指示と掲示に従ってください。

貸し釣竿は「当面の間中止」です。公式サイトには「※2023年3月 現在、貸釣り竿は当面の間ございません。」という注記もあります。竿は自分で持っていく前提で考えてください。

ライフジャケットの着用をお願いされていますが、貸出はありません。 自分で用意する必要があります。

施設のルール(ここは県の規則とは別)

  • 貝類の採捕は禁止です
  • バーベキューは禁止
  • ゴミは、利用者にてお持ち帰りください
  • 指定された場所以外では、釣りをしないでください
  • 周辺に漁港がありますので、漁船の航行には、十分ご注意ください
  • 漁港からはゴムボート、マイボートは一切下ろせません
  • 係員の指示に従って、指定された場所で釣りを楽しんでください

「貝類の採捕は禁止」は施設ルールですが、県の規則とも重なります(後述)。運営が漁業協同組合なので、ここは特にはっきりしています。

釣れる魚

季節 魚
春 チヌ、ガシラ、メバル、サヨリ
夏 アジ、キス、ガシラ、コウイカ
秋 アジ、キス、アオリイカ、カワハギ、サンバソ、サヨリ、カマス
冬 グレ

※営業は4〜11月なので、「冬」に挙がっているグレは11月中が狙いどころになります。

公式サイトには「釣れる魚マップ」も置かれています。

釣行前に必ず確認してほしいこと

ここは海面の釣り場なので、福井県漁業調整規則(令和2年11月30日 福井県規則第56号)が適用されます。以下は本記事の調査時点(2026年9月)で規則の原文から転記した内容です。最新の規制は必ず福井県の公式情報でご確認ください。

使える漁具・漁法は5つだけ(第40条)

第40条は、海面で使える漁具・漁法を次の5つに限定しています(漁業者・漁業従事者・試験研究を除く)。

一 竿釣りおよび手釣り 二 たも網および叉手網 三 投網(船舶を使用しないものに限る。) 四 やすおよびは具 五 徒手採捕(照明器具を使用しないものに限る。)

竿釣り・手釣りは筆頭に入っているので、防波堤や桟橋で竿を出す行為そのものは規則の範囲内です。

第5号の「徒手採捕」には「照明器具を使用しないものに限る」という条件が付いています。 夜に明かりを持って手で採る行為は、この号から外れます。

同条第3項に「正当な漁業の操業を妨げてはならない」という定めもあります。施設ルールの「漁船の航行には十分ご注意ください」と重なる部分です。

この5つは福井県のリストです。 県によって条番号も項目数も違います(千葉県は第45条で5つ、愛知県は第42条で8つ、秋田県は第41条で6つ、富山県は第43条で5つ)。他県の情報を持ち込まないでください。

魚のサイズ・期間の制限(第34条)

第34条の表は全19号あります。このうち区域に「海面」を含むのは10号で、残る9号は内水面だけに効きます。

海面に効く行のうち、サイズ・期間の定めがあるもの

号 水産動物 禁止期間 区域
三 さざえ(殻蓋〈へた〉の長径2.5cm以下のものに限る。) 1月1日から12月31日まで 海面
四 さざえ(殻蓋の長径2.5cmを超えるものに限る。) 4月1日から5月31日まで 海面(坂井市の一部区域を除く)
五 まだこ(重量200g以下のものに限る。) 1月1日から12月31日まで 海面
七 ばふんうに(殻長〈とげを除く。〉2cm以下のものに限る。) 1月1日から12月31日まで 海面
八 ばふんうに(殻長2cmを超えるものに限る。) 1月1日から7月20日まで および 8月21日から12月31日まで 海面
九ロ あゆ(全長10cm以下のものに限る。) 1月1日から5月31日まで 海面(敦賀湾または小浜湾において地びき網漁業により混獲した場合を除く)
十イ あゆ(全長10cmを超えるものに限る。) 1月1日から5月31日まで 海面(同上)

ばふんうには第8号によって、実質 8月21日から翌年7月20日まで採れません(採れるのは7月21日〜8月20日の1か月だけ)。

そもそも施設ルールで「貝類の採捕は禁止」です。 さざえは県の規則の期間にかかわらず、この施設では採れません。

同条第2項により、さけ・ます(にじますを除く)の産んだ卵も採捕できません。同条第3項により、違反して採捕したものは所持・販売もできません。

あわび・なまこは、期間・体長にかかわらず採れません

あわび・なまこ・しらすうなぎの3種は、漁業法第132条(特定水産動植物の採捕の禁止)の対象で、漁業権の内外にかかわらず一般の採捕はできません(しらすうなぎ=全長13cm以下のうなぎは令和5年12月1日から適用)。罰則は同法第190条により3年以下の拘禁刑又は3,000万円以下の罰金です。

期間・体長の条件を満たしていても、これらの種を遊漁で採ることはできません。

そのため、第34条の表にあるあわび・なまこの大きさ・期間の数値は本記事に転記していません——あれは免許を持つ漁業者向けの規制で、遊漁者がその数値を自分に当てはめると「期間外なら採れる」という逆の結論になってしまうからです。

禁止区域は、ここには当たりません

第37条の禁止区域は、真名川・九頭竜川・足羽川・日野川・笙の川・南川・北川といずれも河川の、発電所用せきや農業用えん堤の周辺を指定したものです。

第38条第1項(海面の河口付近)で挙がっているのは、早瀬川・笙の川・耳川・北川・南川の河口——いずれも敦賀市・美浜町・小浜市など若狭湾の東側で、高浜町の海面は含まれていません。

規則の全文22,177字を抽出して検索したところ、「高浜」は0件、施設の所在地である「塩土」も0件でした。

ただし「大飯」は1件ヒットします。 これは第37条の「南川 大飯郡おおい町口坂本えん提から…」という河川の指定で、施設のある大飯郡高浜町ではありません。同じ郡でも町が違い、しかも対象は河川です。郡名だけで判断すると取り違えます。

つまり「規定は実在するが、この施設は対象外」という関係です。

クロマグロを釣ってしまったときのルール(2026年4月の改正まで反映)

ここはこの施設に限った話ではなく、海で釣りをする人 全員に効く決まりです。水産庁は、船からの釣りも、堤防を含む陸からの釣りも対象だと案内しています。根拠は漁業法第121条第1項に基づく広域漁業調整委員会の指示です。

漁業法施行令第16条の海域の区分では、福井県高浜町の海は日本海・九州西海域にあたります。日本海・九州西の委員会の指示は第79号(有効期間は令和7年4月1日から令和9年3月31日まで)で、第83号と第86号で改正されています。改正はどちらも令和8年4月1日から施行です。届出の決まりは、別の第82号にあります。この記事は2026年4月1日施行の改正まで当たった内容です。

小型魚(30kg未満)は採ってはいけません

遊漁者は、日本海・九州西海域においてくろまぐろ(小型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(小型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

「小型魚」は30キログラム未満のクロマグロです。水産庁のQ&Aでは、すぐに放すつもりでも、小型魚を遊漁で採ることは禁止とされています。釣れてしまったら直ちに海へ戻します。

大型魚(30kg以上)は、2か月ごとに1人1尾まで

遊漁者は、日本海・九州西海域において採捕したくろまぐろ(大型魚)を、次に掲げる期間ごとに、一人一尾を超えて保持してはならない。

期間は、4月と5月・6月と7月・8月と9月・10月と11月・12月と1月・2月と3月の6つです。その期間の中ですでに1尾を保持した人は、別の大型魚が釣れたら直ちに海へ戻します。 今その魚を手元に持っているかどうかではありません。

採捕禁止の期間は、狙うこと自体ができません

採れた量が上限を超えそうになると、委員会の会長が期間を決めて大型魚の採捕禁止を公示します。水産庁はこう案内しています。

採捕禁止期間中はくろまぐろを狙ってのキャッチ&リリースを前提とした釣りも禁止

ほかの魚を狙っていてクロマグロが掛かったときは、直ちに放します。今が採捕禁止の期間かどうかは、水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」で確かめてください(出典にリンクがあります)。

大型魚を狙うなら、最初に狙う日の1営業日前までに届出

第82号では、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに大型魚を採ろうとする釣り人は、その期間で最初に大型魚を採ろうとする日の1営業日前までに、委員会へ届け出ます。

○届出は年に1度だけで良く、釣りに行く度に届出をしていただく必要はありません。

届出をしていない人は、大型魚を採ってはいけません。 第82号はこう書いています(「1の届出」は、第82号の「二 届出」の1で決められている遊漁者の届出のことです)。

1の届出を行っていない遊漁者は、くろまぐろ(大型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(大型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に報告

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に委員会へ報告します。報告する事項は8つで、8つ目に届出番号が入っています。尾さ長が分かる写真と、運転免許証など氏名と住所を証する書類の写しも一緒に出します。放流した魚には、報告の義務はありません(水産庁のQ&A)。

まだ確認できていないこと

福井海区漁業調整委員会の指示については、原文を取得できていません。 上乗せの規制が別途あり得るため、最新は福井県または若狭高浜漁業協同組合(0770-72-1234)でご確認ください。

高浜町地先の共同漁業権の対象種・区域も確認できていません。 ただし施設ルールで貝類の採捕が禁止されているため、桟橋・防波堤から竿を出すぶんには実害は小さいと考えられます。

こんな人に向いている

  • 費用を抑えたい人 — 入場料1人200円。車で行っても1,000円(清掃協力金)
  • 足場を選びたい人 — 防波堤と釣り桟橋の両方がある
  • 景色も楽しみたい人 — 島に架かった桟橋の景観が公式でも紹介されている
  • 秋に行く人 — アジ・キス・アオリイカ・カワハギ・カマスと、狙える魚がいちばん多い

注意しておきたい点

  • 営業は4月〜11月だけ。12月〜3月は営業していません
  • 老朽化で桟橋および一部が立入禁止。現地の掲示と係員の指示に従ってください
  • 貸し釣竿は当面の間 中止。竿は持参してください
  • ライフジャケットの貸出はありません。着用をお願いされているので自分で用意を
  • 定休日は水曜(天候等により臨時休業あり)
  • 貝類の採捕は禁止(施設ルール)
  • バーベキュー禁止・ゴミは持ち帰り
  • 漁港からゴムボート・マイボートは一切下ろせません
  • ばふんうには実質 8月21日〜翌年7月20日が禁止(採れるのは7月21日〜8月20日のみ)
  • あわび・なまこは期間・大きさを問わず採れません(特定水産動植物)

出典

  • 日本海・九州西広域漁業調整委員会指示 第79号(PDF)/第83号による改正(PDF)/第86号による改正後(PDF) — 小型魚の採捕禁止・大型魚の6期間ごと1人1尾・報告の8事項(届出番号を含む)・有効期間(令和7年4月1日〜令和9年3月31日)。改正はどちらも令和8年4月1日施行。取得日 2026-10-02
  • 日本海・九州西広域漁業調整委員会指示 第82号(PDF) — 大型魚の届出(最初に採ろうとする日の1営業日前まで)・届出をしていない人は採捕できず、意図せず採ったら直ちに放流・管理期間(令和8年4月1日〜令和9年3月31日)。取得日 2026-10-02
  • 水産庁 資料「広域漁業調整委員会について」(PDF) — 海域の区分(各指示が引く漁業法施行令第16条の区域の定義。この資料には旧第27条として掲載)。取得日 2026-10-02
  • 水産庁「届出制の導入・届出の方法について」 — 令和8年4月から届出制・受付は令和8年1月1日から・届出は年に1度。取得日 2026-10-02
  • 水産庁「クロマグロ遊漁の部屋」 — 船釣りも陸(堤防等を含む)からの釣りも対象・採捕禁止期間中は狙ったキャッチ&リリースも禁止・他の魚を狙っていて掛かったら直ちにリリース・その時点の採捕可能/禁止の状況。取得日 2026-10-02
  • 水産庁「クロマグロ遊漁の採捕規制に関するQ&A」 — 小型魚はキャッチ&リリース前提でも採捕禁止(Q6)・リリースした個体に報告義務なし(Q7)。取得日 2026-10-02
  • 水産庁「採捕報告の方法について」 — 報告は陸揚げ後1日以内に採捕者本人が行う。取得日 2026-10-02
  • 若狭高浜観光協会 公式「若狭高浜海釣り公園」 — 2026年4月4日(土)より営業・防波堤と釣り桟橋・老朽化により桟橋および一部を立ち入り禁止・立入禁止区域の案内・営業期間(4〜11月)・時間(8:00〜17:00)・定休日(水曜/天候等により臨時休業の場合あり)・入場料(1人200円/車1台1,000円・バイク1台500円=いずれも清掃協力金)・貸し釣竿は当面の間中止(※2023年3月現在の注記あり)・ライフジャケットの着用をお願い/貸出はなし・係員の指示に従って指定された場所で釣りを・釣れる魚(春夏秋冬)・釣れる魚マップ・住所(高浜町塩土)・問い合わせ=若狭高浜漁業協同組合 0770-72-1234・駐車場(約40台収容・1,000円/台)・自動販売機あり・注意事項(貝類の採捕は禁止/バーベキュー禁止/ゴミ持ち帰り/指定場所以外では釣らない/漁船の航行に注意/漁港からゴムボート・マイボートは一切下ろせない)。取得日 2026-09-04
  • 福井県公式「福井県漁業調整規則」(令和2年11月30日 福井県規則第56号/PDF・全31ページ) — 第34条(禁止期間等)・第37条(禁止区域)・第38条(河口付近における採捕の制限)・第40条(遊漁者等の漁具漁法の制限)。第34条の表のうち本記事に数値を転記したのは7号(第3・4号さざえ/第5号まだこ/第7・8号ばふんうに/第9号ロ・第10号イのあゆ=いずれも区域に「海面」を含む行)で、数値を出さずブランケット表記にしたのが3号(第1・2号のあわび、第6号のなまこ=漁業法第132条の特定水産動植物のため)、残りは内水面だけに効く9号(第11号あまご〜第19号ます。本施設は海面)として対象外にしました。全文22,177字を抽出して検索し、「高浜」0件・「塩土」0件を確認(「大飯」は1件ヒットするが、第37条の「南川 大飯郡おおい町口坂本えん提」=おおい町の河川であって高浜町ではない)。取得日 2026-09-04

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

2026-09-04: クロマグロ(広域漁業調整委員会指示)についての記述を追加しました。

訂正・更新履歴

  • 2026年9月4日 福井県漁業調整規則の規則番号を第56号に訂正しました

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。