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釣り・施設ガイド16分で読める

新潟東港第2東防波堤(新潟県)|入場のルールと、閉鎖される風速・波高

釣り場ガイド

新潟東港の第2東防波堤は、NPO法人ハッピーフィッシングが管理する有料の釣り施設です。普通の防波堤釣りと違い、入場料を払い、誓約書に署名し、ライフジャケットを着けて入るという手順が決まっています。

そして気象条件によって閉鎖されます。その基準が数値で公開されているので、行く前に確認できる釣り場です。

この施設で釣りができるか

NPO法人ハッピーフィッシングが釣り施設として管理・運営しています(確度:直接)。

公式サイトに入場の手順・料金・開放期間・禁止事項・閉鎖基準が公開されています。

入場には誓約書の署名が要る

公式が案内する手順です。

  1. 誓約書に署名する
  • 中学生以上は「一般用」の用紙に1名ずつ記入
  • 小学生を連れている場合は「小学生同伴者用」の用紙に記入
  1. 誓約書を持ってレジで入場料金を支払う
  2. レシートが当日券になる。受付に提示すれば当日は何回でも出入りできる

入場料金

区分 大人 高校生 中学生 小学生
当日券(1日券) 1,500円 1,500円 1,500円 750円

回数券・パス

種類 料金 条件
回数券 24,000円(20枚綴り) 有効期限は発行日より2年。大人のみ。団体・お友達での利用は禁止
シルバーパス(満65歳以上) 24,000円 有効期限1年。何回でも入場可。毎回の誓約書記入が不要。購入時に年齢を証明できるものが必要
年間パス 48,000円 有効期限1年。何回でも入場可。毎回の誓約書記入が不要。購入時に本人確認できるものが必要

回数券は1枚あたり1,200円(20枚24,000円)。年に16回以上 通うなら年間パスのほうが安くなる計算です。

レンタル

項目 料金 備考
ライフジャケット 500円(1日) 大人・子供用共通。釣りの付添者も料金が必要
貸し竿(ルアー竿セット) 3,000円 身分証明書が必要。ルアー竿+水汲みバケツ+ルアー1個(ルアーは持ち帰りOK)
貸し竿(万能竿セット) 3,000円 身分証明書が必要。万能竿+水汲みバケツ+サビキセット(サビキセットは持ち帰りOK)
見学 無料 ただし30分以内を目処。ライフジャケットの着用が必要(レンタル無料)

見学は無料ですが、ライフジャケットの着用が求められます(見学者のレンタルは無料)。一方、釣りの付添者は500円のレンタル料が必要です。

開放期間は3月1日〜10月31日

3月1日~10月31日(11月1日~2月は閉鎖します。立入禁止となります。)

時間帯

各月の日の出~日の入を目途とします(各月の時間は、別途表示します)

上記期間及び時間以外は立入禁止となります。 上記期間・時間内でも閉鎖基準に達した場合は閉鎖し立入禁止となります。

11月から2月は入れません。 冬の日本海側で釣りを計画している場合、この釣り場は選択肢に入りません。

閉鎖基準が数値で公開されている

行く前に自分で判断できる、珍しい釣り場です。公式が示している閉鎖基準は8種別あります(令和3年3月1日改訂)。

種別 閉鎖基準
波浪 波浪注意報発令後、気象台に確認した沿岸部での予定時刻の3時間前、又は新潟港の有義波高が2.5mを超えた場合のいずれか早いとき
風 強風注意報が発令され、かつ、現地の風速計により10分間平均風速が12m以上を観測した場合
高潮 高潮注意報発令
霧・雨(雪) 大雨警報発令又は視認可能距離200m以下になった場合 ※冬季開放時、一定以上の積雪量(10cm)は閉鎖となります
雷 雷注意報が発令され、気象庁HPで雷雲データーの状況悪化を確認、及び、現地の雷感知器により40km以内の接近を確認した場合
地震 揺れを感じた場合
津波 津波注意報が発令された時又は揺れを感じた時
その他 上記及びその他の条件を勘案して危険と判断した時

注意報の発令だけで閉鎖になる種別があります——高潮は「高潮注意報発令」だけ、津波は「津波注意報が発令された時」だけ、地震は「揺れを感じた場合」だけで閉鎖です。数値の条件を満たしていなくても閉まります。 波浪と風も「注意報の発令」が条件に組み込まれています。波浪は「注意報発令後、沿岸部での予定時刻の3時間前」と「有義波高2.5m超」のいずれか早いとき、風は「強風注意報が発令され、かつ風速12m以上」です。

前日にも閉まることがあります。

翌日の悪天候等(台風や大型低気圧の場合など)が予想される場合、防波堤内に設置している縄梯子や救命浮環等の撤去作業が必要となり、当日の天候等が閉鎖基準に達していなくても当日閉鎖予定時刻より最大2時間前(撤去作業に必要な時間)に途中閉鎖となる場合がある。

開放中に上記閉鎖基準に該当した場合、防波堤を閉鎖致します。係員の指示に従い、防波堤上から即時退避をお願いいたします。

入場できない人が明確に決まっている

公式が挙げている条件です。該当すると入場できません。

  • ハイヒール、軽装による転倒の恐れのある人
  • 小学生未満の人(保護者の同伴があっても入場できません)
  • 保護者(成人)の同伴または引率の無い小学生
  • 車椅子や杖などの補装具を使用している人
  • 他人に危害を及ぼす恐れのある人、または動物を携行する人
  • 酒気を帯びていると認められる人
  • 他人の迷惑となる行為をし、または施設を損傷する恐れのある人
  • 施設を利用することがその人にとって危険であると認められる人

小学生未満は保護者が一緒でも入れません。 未就学の子ども連れでの釣行は、この施設では成立しません。

場内のルール

入場者注意事項・禁止事項

  • 釣り目的以外の方の入場はお断り(見学者は除く)
  • 安全管理上、ライフジャケットは必ず着用。また正しい着用をすること
  • 膨張タイプのベスト、ベルト、ポーチタイプでも入場できる
  • 立ち入り禁止区域での釣りは安全管理上禁止
  • 安全のため係員の指示に従う
  • ゴミは必ず持ち帰る。釣りをした後、汚したままにして帰らない
  • 防波堤は落下や転倒の危険がある。参加者は各自の責任で安全に十分気をつける
  • 天候の急変などで緊急に開放を中止することもある
  • 釣竿を使わない魚貝類の採取は禁止

その他禁止事項

  • 海へのゴミ捨て
  • 所定の場所以外での喫煙
  • 酒気を帯びての入場および会場内での飲酒
  • 許可の無い物品の販売、募金その他これに準ずる行為
  • 他人に危害を及ぼし、または他人に迷惑になる恐れのある釣り行為
  • 駐車場内・会場内でのバーベキュー、花火など火気を使用する行為、日よけ等の設置
  • 必要以上に広い場所を占領する行為(釣り竿は1人2本以下とします。釣り具等による占領行為は禁止)
  • 防波堤内での自転車、スケートボード、キックボード、ローラーシューズなど乗り物での移動(介護車両を除く)
  • 開放時間外の立入り
  • ペットなどの動物の携帯・持ち込み

安全に関する案内

  • 混雑して危険と判断した場合は入場制限を行う
  • 入場料は還付しない。途中入退場の場合は入場料領収書が証明になる
  • 船舶の航行に支障をきたさないようにする
  • 灯台のガラスや太陽電池パネルをオモリ等で破損しないよう注意
  • 夏は特に熱中症等、健康に十分注意
  • 釣り上げた魚は持ち帰るか海に戻す。防波堤上に放置しない
  • 竿を振る時は周囲をよく見て必ず安全を確かめる
  • 防波堤で走ると大きな怪我をする場合があるので、絶対に走らない
  • 地震の揺れを感じた場合のほか、緊急地震速報や運営本部からの連絡で地震を把握した場合、場内巡視員の指示に従い、直ちに規定の避難場所へ避難を開始する
  • 津波注意報・警報発令の際は釣り具は置いて避難する
  • 通路には釣竿や荷物を置かない
  • 自分の体力・体調に応じた釣り座を選ぶ
  • 釣り人の間に入り釣りをする時は、一声かけてから
  • 上記の他、安全管理上支障があると判断される場合には、参加のお断りもしくは退場とさせて頂く場合があります

釣行前に必ず確認してほしいこと

ここは海面の釣り場なので、新潟県漁業調整規則の海面に関する規定が適用されます。以下は本記事の調査時点(2026年9月)で確認した一次情報の転記であり、最新の規制は必ず新潟県の公式情報でご確認ください。

遊漁者が海面で使用できる漁具・漁法(規則第40条)

  • 竿釣り及び手釣り
  • たも網及び叉手網
  • 投網(船を使用しないものに限る)
  • やす及びは具
  • 徒手採捕

使用できない漁具

  • 鎌(かま)/包丁・ナイフ/鉤(かぎ)
  • 発射装置付きのもり・水中銃
  • 「チョッキ銛」など先端部(金属部)が柄から離れるもの

施設のルールのほうが厳しく、「釣竿を使わない魚貝類の採取は禁止」「釣り竿は1人2本以下」と定められています。園内では施設のルールに従うことになります。

漁業権の対象

  • アワビ・サザエ等の貝類、ワカメ・コンブ等の海藻類、タコ等が第一種共同漁業権の対象です
  • 一般の遊漁者が採った場合、漁業権侵害として罰せられることがあります

新潟県が公開している魚種ごとの採捕禁止期間・全長制限の表は「内水面に関する事項に限ります」と明記されており、海面の魚種別の制限は確認できませんでした。 海面での魚種ごとの制限については、新潟県の公式情報で個別に確認してください。

海区漁業調整委員会の指示は原文を取得しました(新潟県公式「海でのルールやマナー」全12ページ)。

広域型増殖場(12箇所)では、漁業者も遊漁者も水産動植物を採捕できません。

マダイ・ヒラメ等の回遊魚の増殖を目的とした施設(広域型増殖場)では、そこに集まる魚たちの保護育成を図るため、海区漁業調整委員会の指示により水産動植物の採捕が禁止されています。これらの海域では漁業はもとより遊漁もできませんのでご注意願います。

この施設は、名称で挙げられた12箇所に含まれていません。 一覧に載っているのは、出雲崎(柏崎市椎谷鼻沖合)/柿崎(上越市柿崎川沖合)/新潟(新潟市北区島見町沖合)/岩船(村上市岩船港沖合)/新潟(新潟市西区真砂町沖合)/北蒲(胎内市沖合)/上海府(村上市間島沖合)/山北(村上市鳥越崎沖合)/粟島(粟島浦村内浦沖合)/稲鯨・姫津・高千(いずれも佐渡市)です。資料の全文(8,131字)を検索して「聖籠」0件・「東港」0件を確認しました。

ただし座標での照合は本記事では行っていません。 一覧は各増殖場を緯度・経度の点で示しており、最寄りは新潟市北区島見町沖合(禁止期間 8月20日〜11月30日)と胎内市沖合です。名称に聖籠町・新潟東港は出てきませんが、区域の境界がこの施設に及ぶかどうかは確認できていません。釣行前に施設または新潟県でご確認ください。

上記のほかにも海区漁業調整委員会指示により漁業の操業区域が禁止されている海域があります(資料の記載)。 上乗せの規制が別途あり得るため、最新は新潟県でご確認ください。

クロマグロを釣ってしまったときのルール(2026年4月の改正まで反映)

ここはこの施設に限った話ではなく、海で釣りをする人 全員に効く決まりです。水産庁は、船からの釣りも、堤防を含む陸からの釣りも対象だと案内しています。根拠は漁業法第121条第1項に基づく広域漁業調整委員会の指示です。

漁業法施行令第16条の海域の区分では、新潟県の海は日本海・九州西海域にあたります。日本海・九州西の委員会の指示は第79号(有効期間は令和7年4月1日から令和9年3月31日まで)で、第83号と第86号で改正されています。改正はどちらも令和8年4月1日から施行です。届出の決まりは、別の第82号にあります。この記事は2026年4月1日施行の改正まで当たった内容です。

小型魚(30kg未満)は採ってはいけません

遊漁者は、日本海・九州西海域においてくろまぐろ(小型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(小型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

「小型魚」は30キログラム未満のクロマグロです。水産庁のQ&Aでは、すぐに放すつもりでも、小型魚を遊漁で採ることは禁止とされています。釣れてしまったら直ちに海へ戻します。

大型魚(30kg以上)は、2か月ごとに1人1尾まで

遊漁者は、日本海・九州西海域において採捕したくろまぐろ(大型魚)を、次に掲げる期間ごとに、一人一尾を超えて保持してはならない。

期間は、4月と5月・6月と7月・8月と9月・10月と11月・12月と1月・2月と3月の6つです。その期間の中ですでに1尾を保持した人は、別の大型魚が釣れたら直ちに海へ戻します。 今その魚を手元に持っているかどうかではありません。

採捕禁止の期間は、狙うこと自体ができません

採れた量が上限を超えそうになると、委員会の会長が期間を決めて大型魚の採捕禁止を公示します。水産庁はこう案内しています。

採捕禁止期間中はくろまぐろを狙ってのキャッチ&リリースを前提とした釣りも禁止

ほかの魚を狙っていてクロマグロが掛かったときは、直ちに放します。今が採捕禁止の期間かどうかは、水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」で確かめてください(出典にリンクがあります)。

大型魚を狙うなら、最初に狙う日の1営業日前までに届出

第82号では、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに大型魚を採ろうとする釣り人は、その期間で最初に大型魚を採ろうとする日の1営業日前までに、委員会へ届け出ます。

○届出は年に1度だけで良く、釣りに行く度に届出をしていただく必要はありません。

届出をしていない人は、大型魚を採ってはいけません。 第82号はこう書いています(「1の届出」は、第82号の「二 届出」の1で決められている遊漁者の届出のことです)。

1の届出を行っていない遊漁者は、くろまぐろ(大型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(大型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に報告

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に委員会へ報告します。報告する事項は8つで、8つ目に届出番号が入っています。尾さ長が分かる写真と、運転免許証など氏名と住所を証する書類の写しも一緒に出します。放流した魚には、報告の義務はありません(水産庁のQ&A)。

注意しておきたい点

  • 11月1日〜2月は閉鎖。冬は入れません
  • 小学生未満は保護者同伴でも入場できません
  • 車椅子や杖などの補装具を使用している人は入場できません
  • ライフジャケットの着用が必須。持っていなければレンタル500円(釣りの付添者も必要)
  • 入場に誓約書の署名が要る(シルバーパス・年間パスの保有者は不要)
  • 釣り竿は1人2本以下
  • 閉鎖基準は風速12m以上・有義波高2.5m超・視程200m以下・雷40km以内。出発前に天気予報で確認できます
  • 入場料は還付されません
  • ペットは持ち込めません

出典

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

2026-09-04: クロマグロ(広域漁業調整委員会指示)についての記述を追加しました。

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。