青森県三沢市、県内最大の湖である小川原湖の東南岸にある市営のキャンプ場です。湖岸で釣りをする場合、小川原湖漁業協同組合の遊漁承認証(遊漁券)が必要で、魚種ごとに遊漁できる期間が決まっています。
この記事では、青森県の規則と漁協の遊漁規則から、釣行前に確認しておきたい規制をまとめます。
⚠ この施設での釣りの可否について
キャンプ場の管理者(三沢市・指定管理者)が公開している資料に、園内での釣りの可否についての記載を確認できませんでした(確度:未確認)。
確認した範囲は次のとおりです。
- 三沢市観光協会「小川原湖畔キャンプ場」ページ — 釣りに関する記載なし
- 三沢市公式「指定管理業務基準書」(令和5年6月・全22ページ)— 「釣り」「遊漁」「漁業」「わかさぎ」の語で0件
禁止を示唆する記載も見つかりませんでしたが、管理者が明示的に許可しているという確認も取れていません。湖岸で竿を出す前に、キャンプ場管理棟(0176-59-2830)で確認してください。
以下の規制情報は、小川原湖という水域そのものに適用されるルールです。
🚨 遊漁承認証(遊漁券)が必要
小川原湖は小川原湖漁業協同組合が第五種共同漁業権(内共第36号)の免許を受けている水域です。漁業権の対象は次の8種です。
わかさぎ、こい、ふな、うぐい、うなぎ、えび、いわな及びやまめ
これらを釣る場合、遊漁規則第2条により事前に組合の承認を受け、遊漁料を納付する必要があります。
漁場区域内において遊漁をしようとする者は、あらかじめ、組合に申請してその承認を受けなければならない。 遊漁者は、直ちに、第7条第1項の遊漁料を組合に納付しなければならない。
対象水域は小川原湖、内沼、姉沼、花切川、土砂路川、七戸川です。
遊漁料(第7条)
| 対象魚種 | 漁具・漁法 | 遊漁料 |
|---|---|---|
| わかさぎ、こい、ふな、うぐい、うなぎ、えび、いわな、やまめ | 手釣・竿釣・たも網 | 1日 300円/1年 2,500円 |
減免の規定(第7条ただし書)
- 未就学の幼児は無料
- 小中学校生徒・肢体不自由者は上記の2分の1
- 次項ただし書の方法(漁場監視員への納付)で納めるときは50円を加算
納付先(第7条第2項)
- 小川原湖漁業協同組合(東北町旭北4丁目31番地662/0176-56-2104)
- ただし遊漁をする場において漁場監視員に納付することもできる
承認を受けると、氏名・住所・承認期間・魚種を記載した遊漁承認証が交付されます(第8条)。
🚨 使える漁具は3つだけ
遊漁規則第3条は、使用できる漁具・漁法を限定しています。
この漁業区域内で手釣、竿釣、たも網の漁具・漁法以外で遊漁してはならない。
たも網は口径1m以内という規模の制限も付いています(同条第2項)。
さらに青森県内水面漁業調整規則 第50条でも、三枚網、やす・ほこ(うなぎ及びかれいを対象とするものを除く)などの漁具・漁法が禁止されています。
🚨 魚種ごとの遊漁期間(第4条)
| 魚種 | 遊漁できる期間 |
|---|---|
| わかさぎ | 4月21日〜6月20日 / 9月1日〜翌年3月15日 |
| いわな、やまめ | 4月1日〜9月30日 |
わかさぎは6月21日から8月31日までの間、遊漁できません。 夏休みに湖でわかさぎを狙う計画は成立しないことになります。
この期間は青森県内水面漁業調整規則 第47条とも整合しています。県規則は、わかさぎについて「田名部川、十和田湖に流入する河川及び十和田湖以外の内水面においては3月16日から4月20日まで及び6月21日から8月31日まで」を採捕禁止期間と定めており、小川原湖は「田名部川、十和田湖に流入する河川及び十和田湖以外の内水面」に該当します。県規則の禁止期間と漁協の遊漁期間は、きれいに補完関係になっています。
🚨 禁止区域(第5条)
遊漁期間内であっても、次の区域では遊漁できません。
| 魚種 | 区域 | 期間 |
|---|---|---|
| わかさぎ | 七戸川 | 1月1日〜12月31日(通年) |
七戸川は漁業権の対象水域に含まれていますが、わかさぎについては通年で遊漁が禁止されています。
🚨 全長の制限(第6条)
次の全長以下のものは採捕できません。
| 魚種 | 全長 |
|---|---|
| こい | 20cm |
| うなぎ | 40cm |
| いわな | 15cm |
| やまめ | 15cm |
⚠うなぎは40cm以下が禁止で、青森県内水面漁業調整規則 第48条の30cm以下より漁協の規則のほうが厳しい設定です。教科書の原則どおり、厳しい方(40cm)が適用されます。
また、全長13cm以下のうなぎ(シラスウナギ)は漁業法第132条(特定水産動植物の採捕の禁止)の対象で、漁業権の内外にかかわらず一般の採捕はできません(同法第190条により3年以下の拘禁刑又は3,000万円以下の罰金)。
そのほか、青森県内水面漁業調整規則で押さえておくこと
- さけは採捕してはならない(第46条)。県内の河川・湖沼で原則として通年禁止です
- さけ、さくらます、からふとます、にじます、ひめます、やまめ、いわなの放産した卵も採捕禁止(同条)
- にじます・やまめ・いわなは10月1日〜翌3月31日が採捕禁止期間(第47条)。小川原湖では漁協の遊漁規則(いわな・やまめの遊漁期間=4月1日〜9月30日)の禁漁期間も同じく10月1日〜3月31日で、県規則と漁協規則は完全に一致しています(両方とも同じ半年間が禁漁)
- あゆは4月1日〜6月30日が採捕禁止期間(第47条)
- 全長制限(第48条): さくらます・からふとます・にじます・ひめます・やまめ・いわな 15cm以下/うなぎ 30cm以下
⚠**内水面漁場管理委員会の指示については、発動済みの指示の原文を取得できていません。**青森県内水面漁業調整規則には委員会の指示・命令に関する規定(第24条・第42条)があり、制度としては存在します。うなぎ等について上乗せの規制が別途あり得るため、最新は漁協または青森県水産振興課(017-734-9594)でご確認ください。
以上は本記事の調査時点(2026年9月)で確認した一次情報の転記です。最新の規制は必ず青森県または小川原湖漁業協同組合の公式情報でご確認ください。
キャンプ場の利用条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒033-0022 青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2857 |
| 電話 | 0176-59-2830(小川原湖畔管理棟) |
| 営業期間 | 4月下旬〜11月下旬(三沢市観光協会の案内) |
| チェックイン/アウト | 12:00〜17:00 / 〜10:00 |
| デイキャンプ | 10:00〜15:00 |
| 駐車場 | あり |
| 利用料金 | 三沢市観光協会のページには記載を確認できませんでした |
⚠市の「指定管理業務基準書」では、キャンプ場の使用期間を「5月から10月まで」、使用時間を「テントキャンプ 正午から翌日の午前11時まで/デイキャンプ 午前10時から午後3時まで」と定めています(小川原湖畔キャンプ場管理規則 第2条・第3条)。観光協会の案内(4月下旬〜11月下旬・チェックアウト10:00)と食い違うため、利用前に管理棟で確認してください。
指定管理者の指定期間は令和6年4月1日から令和11年3月31日までです。
注意しておきたい点
- 遊漁承認証が必要(1日300円・1年2,500円)。未就学児は無料、小中学生は半額
- わかさぎは6月21日〜8月31日が遊漁期間外
- 使える漁具は手釣・竿釣・たも網の3つのみ(たも網は口径1m以内)
- うなぎは全長40cm以下が採捕禁止(漁協規則。県規則の30cmより厳しい)
- 七戸川ではわかさぎが通年 遊漁禁止
- さけは通年 採捕禁止(県規則第46条)
- 園内での釣りの可否は管理者に未確認。竿を出す前に管理棟(0176-59-2830)で確認を
- 営業期間・使用時間が市の基準書と観光協会の案内で食い違っている
出典
- 青森県公式「第5種共同漁業権遊漁規則」掲載 小川原湖漁業協同組合 内共第36号 遊漁規則(PDF) — 第1条(漁業権対象8種)・第2条(承認と遊漁料の納付義務)・第3条(漁具漁法は手釣/竿釣/たも網のみ・たも網は口径1m以内)・第4条(遊漁期間の表)・第5条(七戸川のわかさぎ通年禁止)・第6条(全長制限の表)・第7条(遊漁料と減免・納付先)・第8条(遊漁承認証の記載事項)。取得日 2026-09-03
- 青森県内水面漁業調整規則 — 第46条(さけの採捕禁止・卵の採捕禁止)・第47条(採捕禁止期間の表/わかさぎの区域別期間)・第48条(全長制限の表)・第50条(漁具漁法の制限及び禁止)。取得日 2026-09-03
- 青森県公式「第5種共同漁業権遊漁規則」 — 小川原湖漁協の免許番号(内共36)と対象水域(小川原湖・内沼・姉沼・花切川・土砂路川・七戸川)、遊漁券についての説明。取得日 2026-09-03
- 三沢市観光協会「小川原湖畔キャンプ場」 — 所在地・営業期間・チェックイン/アウト・デイキャンプの時間・電話番号・駐車場。取得日 2026-09-03
- 三沢市公式「指定管理業務基準書」(PDF・令和5年6月) — キャンプ場の使用期間(5月〜10月)と使用時間、指定管理者の指定期間、キャンプ場管理規則の条番号。全22ページを「釣り」「遊漁」「漁業」「わかさぎ」で検索して0件を確認。取得日 2026-09-03
- 小川原湖漁業協同組合 公式サイト — 組合の住所・電話番号。※同ページに掲載の「漁期」は船曳網漁など免許漁業者向けの情報であり、遊漁者向けの期間としては転記していません。取得日 2026-09-03
マナーとお願い
釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。
湖・ダム湖に面したキャンプ場です
⚠ ライフジャケットは大人も子供も着用。ひざ下程度の水位でも必要(流れ・深みのリスク)。(出典: 河川財団、国土交通省)
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川での水難事故のほとんどはライフジャケットさえ着けていれば防げた可能性がある。着用は水際から3〜5m陸地側に立ち入る可能性があるときから、こどものひざ下くらいの水位でも必要。子ども用は股下ベルト付きを選ぶ。(出典: 河川財団、国土交通省 河川水難事故防止ポータル)
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湖に落とすと沈んで回収困難。(出典: naturance「野尻湖SUP」、CAMP HACK)
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湖底の石・水際の滑り対策。(出典: naturance「野尻湖SUP」)
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湖畔は朝夕の涼しい時間帯に多い。(出典: フジカーズジャパン)
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