キャンプ場の住所は「愛知県丹羽郡扶桑町大字小淵字砂原」です。 木曽川の遊漁規則に、この「小淵」が名指しで出てきます。
丹羽郡扶桑町大字山那の山那燈明灯から下流同郡同町大字小淵の小淵水位計のでの区域(左岸側)は、解禁の日から9月30日まで、
(「のでの区域」は原文のまま)
この区間のあゆは、解禁の日から9月30日まで、竿釣(友釣及び餌釣)でしか遊漁できません。投網や刺網は使えない、ということです。
そしてもう1つ。 愛知県の川ですが、この漁業権を免許したのは岐阜県です。 券も、この漁業権を持つ組合の遊漁証が要ります。
内水面(河川・湖)の釣りは海面と違い、漁期(解禁日〜終漁日)が魚種ごとに定められています。ここでは季節でなく漁期を軸にまとめます。
この川に漁業権があるか
あります。 岐阜県の内水面漁場計画の「内共第四十八号」です。 区域はこう書かれています。
基線第二十七号から基線第二十八号までの木曽川、基点第二十六号と点イを結ぶ線から下流の可児川、北派川、新境川、南派川、大安寺川、追間川、加茂川及び寿後川並びにそれらの支派川
基線第二十七号は東海大橋の上流端の線、基線第二十八号は今渡えん堤の下流端の線です。関係地区には「丹羽郡扶桑町及び大口町」が入っています。 扶桑町の木曽川はこの2つの線の間にあたり、遊漁規則も上のとおり扶桑町大字小淵の区間を名指しで定めています(地図の上で線の位置を重ねて確かめたわけではありません)。
漁業権を持つのは、木曽川長良川下流漁業協同組合・日本ライン漁業協同組合・愛北漁業協同組合・木曽川漁業協同組合の4組合です(遊漁規則第1条)。
このエリアは内共第48号の組合が第五種共同漁業権の免許を受けている水域です。遊漁(釣り)には遊漁承認証(遊漁券)の購入が必要です。
遊漁料・購入方法・遊漁期間の最新情報は、必ず管轄の漁業協同組合の公式情報でご確認ください。
今シーズンの釣行(あゆは組合の公表期間、こい・ふな・うなぎ・おいかわは通年)
狙える魚:
- アユ(6月1日から12月31日までの期間内で組合が定めて公表する期間)※小淵の区間は、解禁の日から9月30日まで友釣と餌釣だけ
- ウグイ(6月1日から翌年3月31日まで)
- コイ・フナ・オイカワ・ウナギ(1月1日から12月31日まで。オイカワは竿釣以外だと3月1日から11月30日まで)
- ※アマゴの遊漁期間は2月1日から9月9日までで、今シーズンは終わっています
※当日の水況・水温で釣果は変わります。
入門タックル: 友釣か餌釣の仕掛け(アユ)、ウキ釣り・吸込み仕掛け(コイ・フナ)が基本です。 ※具体的な商品の選び方は準備中です。
来シーズンの解禁(アマゴは2月1日、アユは組合の公表)
アユは、愛知県漁業調整規則で1月1日から5月31日まで採捕禁止です(木曽川の場合)。組合の遊漁期間(6月1日から12月31日までの範囲で組合が公表)と重ねて見ると、6月1日以降の、組合が公表する期間に釣れます。
アマゴは、遊漁規則では2月1日から9月9日までです。愛知県の規則は全長15センチメートルを超えるアマゴを10月1日から翌年1月31日まで禁止にしていますが、組合の遊漁期間と重ねて見ると組合の期間(9月9日まで)の方が狭いので、9月10日以降は釣れません。
使える漁具と、流しガリの禁止
遊漁規則が認める漁具・漁法は「手釣、竿釣、投網、刺網及び四つ手網」です(第3条)。
- 投網は網の全長4メートル以下・網目1.2センチメートル以上、刺網は1統の全長10メートル以下・網目2センチメートル以上、四つ手網(たも網を含む)は1辺4メートル以下、と規模が決まっています
- 網による遊漁は、口頭ではなく遊漁承認申請書の提出(またはオンライン)が要ります(第2条第2項)
- 流しガリ(どぼんこ釣又は掛針を含む)は1月1日から8月15日まで禁止です(第3条第4項)
- 小淵の区間(左岸側)のあゆは、解禁の日から9月30日まで、友釣と餌釣だけです(冒頭の引用)
遊漁料
| 魚種 | 1日 | 釣り場で監視員に払うと | 1年 |
|---|---|---|---|
| あゆ(こい・ふな等も含む) | 1,500円 | +1,000円 | 6,000円(11月以降3月末まで有効の券は3,000円) |
| あまご・こい・ふな・おいかわ・うぐい・うなぎ | 500円 | +500円 | 規則の表に記載なし |
| 網(投網・刺網・四つ手網) | — | — | 12,000円 |
中学生以下・70歳以上・心身障害者(身体障害者3級以上又は療育手帳障害程度A級)は、こい・ふな・うぐい等(雑魚)の手釣・竿釣が無料です。あゆは1日1,500円のまま、1年券が3,000円になります(第7条第2項)。減免には、それを示す手帳や書類の提示が要ります。
遊漁料は組合が指定する遊漁証取扱所で払います。竿釣なら釣り場で監視員に払うこともできますが、上の加算額がかかります。 取扱所の一覧は、この記事では確認できていません(規則は「組合の掲示板に掲示」としています)。
採ってはいけない大きさ
| 魚種 | 遊漁規則 | 愛知県漁業調整規則 |
|---|---|---|
| こい | 全長20センチメートル以下 | 全長20センチメートル以下 |
| ふな | 全長6センチメートル以下 | 全長6センチメートル以下 |
| あまご | 全長15センチメートル以下 | 全長15センチメートル以下 |
| うぐい | 全長10センチメートル未満 | 定めなし |
| うなぎ | 全長30センチメートル未満 | 全長20センチメートル以下 |
うなぎは遊漁規則の方が厳しいので、30センチメートル未満は採らないでください。
禁止区域
遊漁規則第5条には6か所の禁止区域があります。キャンプ場にいちばん近いのは、上流の犬山頭首工です。
木曽川濃尾用水犬山頭首工えん堤上流端から上流100メートル、同えん堤下流端から下流120メートルの区域
期間は「1月1日から12月31日まで」、つまり一年中、全魚種で遊漁できません。愛知県漁業調整規則第38条にも、同じ犬山頭首工の同じ範囲(上流100メートル・下流120メートル)が禁止区域として載っています。
キャンプ場から犬山頭首工までの距離は、この記事では測っていません。上流へ移動して釣るときは、現地の標識で確かめてください。
愛知県の規則と、委員会の指示
- アユは1月1日から5月31日まで採捕禁止(木曽川)、コイは全長20センチメートル以下・フナは6センチメートル以下が周年禁止(愛知県漁業調整規則第37条)
- オイカワは12月1日から翌年2月末日まで採捕禁止ですが、竿釣で採る場合は除かれます(同条第2項)
- 愛知県内水面漁場管理委員会の指示(令和8年告示第1号・有効期間は令和9年3月31日まで)で、コイを遺棄することは禁止です。よそから持ってきたコイは、条件(コイヘルペスウイルスに汚染された水域に由来しないことなど)を満たさない限り放流できません。釣ったコイをその場所に放すのは、指示の対象外です
木曽川は愛知県と岐阜県の境の川です。 対岸(岐阜県側)には岐阜県の漁業調整規則が効きます。この記事では岐阜県の規則は確認できていません。 岐阜県側で釣るときは、岐阜県の規則も確かめてください。
施設について
木曽川扶桑緑地公園キャンプ場は、扶桑町が管理する無料のキャンプ場です(定員100名)。
利用料金 無料 無料ではありますが使用にあたり許可が必要です。 必ず事前に申請を行ってください。
- 申請は、使用期日の1ヶ月前から扶桑町総合体育館の窓口です。電話での予約はできません(扶桑町公式サイトの表記)
- 道具の貸し出しとゴミ箱はありません。ゴミはすべて持ち帰ります
町の施設ページには、釣りの案内がありません。 竿とタックルは自分で用意していくものと考えてください。
まだ確認できていないこと
- 岐阜県漁業調整規則(対岸の岐阜県側)
- キャンプ場の前が内共第48号の区域内であること(関係地区の名指しと、遊漁規則の小淵の区間からの判断です)
- キャンプ場から小淵水位計・犬山頭首工までの距離
- 遊漁証取扱所の一覧
注意しておきたい点
- 遊漁証が要ります。 あゆは1日1,500円、こい・ふな等は1日500円(監視員に払うと加算あり)
- 中学生以下・70歳以上は、こい・ふな等の竿釣が無料(手帳・書類の提示が要ります)
- 小淵の区間のあゆは、9月30日まで友釣と餌釣だけ
- 流しガリは1月1日から8月15日まで禁止
- 犬山頭首工の上流100メートル・下流120メートルは一年中禁止
- うなぎは30センチメートル未満を採らない
出典
- 岐阜県内水面漁場計画(水産庁 漁業権情報に掲載・PDF) — 漁業権の公示=漁場の区域を定める文書。内共第四十八号。漁業の名称(あゆ漁業、あまご漁業、こい漁業、ふな漁業、おいかわ漁業、うぐい漁業、うなぎ漁業)、漁場の位置及び区域(基線第二十七号=東海大橋の上流端の線から基線第二十八号=今渡えん堤下流端の線までの木曽川ほか)、関係地区(「丹羽郡扶桑町及び大口町」を含む)、存続期間「令和六年一月一日から令和十五年十二月三十一日まで」。表の形のため本文では書き起こしています。取得日 2026-09-13
- 内共第48号第五種共同漁業権遊漁規則(愛知県公式PDF) — 漁協の遊漁規則。第1条(組合と対象の魚)・第2条・第3条(漁具・漁法・小淵の区間・流しガリ)・第4条(遊漁期間)・第5条(禁止区域)・第6条(全長)・第7条(遊漁料と減免)・第11条。附則「この規則は、令和6年1月1日から施行する。」掲載元=愛知県内の遊漁規則。取得日 2026-09-13
- 愛知県漁業調整規則(愛知県公式PDF) — 第37条(禁止期間と大きさ)・第38条(内水面の禁止区域)。取得日 2026-09-13
- こいの放流等に関する指示(愛知県内水面漁場管理委員会告示第1号) — 有効期間 令和8年4月1日から令和9年3月31日まで。取得日 2026-09-13
- 木曽川扶桑緑地公園キャンプ場(扶桑町公式) — 所在地・利用料金・申込方法・定員・使用上の注意。更新日 2023年8月2日。取得日 2026-09-13
マナーとお願い
釣り場周辺の漁協施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。
小淵のあゆは、9月30日まで友釣と餌釣の区間です。 網を持って入らないでください。
無料のキャンプ場ですが、許可が要ります。 釣りも同じで、無料になる人にも規則は同じように効きます。
家族連れに向いている設備があるキャンプ場です
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