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釣り・施設ガイド13分で読める

石田フィッシャリーナ つり桟橋(富山県黒部市)|入場無料で竿も借りられる公共マリーナの釣り場

釣り場ガイド

富山県黒部市、海水浴場に隣接する公共マリーナ「石田フィッシャリーナ」には、入場無料で使えるつり桟橋があります。貸しザオとエサの販売があるため、手ぶらで立ち寄っても釣りが成立します。

ヨットやモーターボートが約110隻 収容できるボートヤードとセミナーハウスを備えた施設で、その一角が釣り場として開放されている形です。

施設独自の公式サイトは、実質的に確認できません。 黒部市公式ページには施設のサイトとしてURLが案内されていますが、そのドメインは現在 失効していて、第三者の釣り用品サイトに転用されています(2026-09-04時点)。危険なサイトではありませんが、施設の情報源にはなりません。

そのため本記事の施設情報は黒部市公式ページに基づきます(2026-09-04取得)。規制の情報は富山県の公表資料から別途 転記しています。

この施設で釣りができるか

黒部市が公共マリーナの施設として「つり桟橋」を案内しています(確度:直接)。

黒部市公式サイトは施設をこう説明しています。

多くの釣り客が大物を狙う釣りスポットです!海水浴場に隣接しレジャーボード保管施設と会場に続く桟橋がある公共マリーナであり、ヨットやモーターボートなど約110隻が収容できるボートヤードやセミナーハウスが整備されています。

利用条件

項目 内容
所在地 〒938-0055 富山県黒部市石田地先
電話 0765-52-5777
つり桟橋の料金 入場無料(貸しザオ、エサの販売あり)
営業時間 9時〜17時
営業期間 1月4日〜12月29日
休み 12月29日〜1月3日/冬季(1月・2月)の毎週水曜日
駐車場 北側25台・南側52台(計77台)

入場無料で駐車場が77台分あるという条件は、気軽に立ち寄れる釣り場としては強い部類です。

冬季(1月・2月)は毎週水曜が休みになります。それ以外の月の水曜は営業していますが、年末年始(12月29日〜1月3日)は休みです。

貸しザオとエサ

黒部市公式は「釣竿のレンタルやえさの販売も行っています」と案内しています。

料金は公表資料で確認できませんでした。 金額を知りたい場合は、事前に施設(0765-52-5777)へ問い合わせてください。

釣行前に必ず確認してほしいこと

ここは海面の釣り場なので、富山県漁業調整規則(令和2年11月24日 富山県規則第57号)が適用されます。以下は本記事の調査時点(2026年9月)で規則の原文から転記した内容です。最新の規制は必ず富山県の公式情報でご確認ください。

使える漁具・漁法は5つだけ(第43条)

第43条は、海面で使える漁具・漁法を次の5つに限定しています(漁業者・漁業従事者・試験研究を除く)。

⑴ 竿釣及び手釣 ⑵ たも網及び叉手網 ⑶ 投網(船を使用しないものに限る。) ⑷ やす ⑸ 徒手採捕

竿釣り・手釣りはこの筆頭に入っているので、つり桟橋で竿を出す行為そのものは規則の範囲内です。逆に、ここに挙がっていない漁具・漁法は使えません。

採捕が禁止される期間(第39条・海面に効く行)

第39条の表のうち、海面(本施設)に効くのは次の3行です。

水産動植物 禁止期間 禁止区域
あゆ 12月1日から翌年6月15日まで 海面
べにずわいがに(雄) 6月1日から8月31日まで 海面
べにずわいがに(雌) 周年 海面

同条第3項により、違反して採捕したものは所持・販売もできません(10月1日〜12月31日のさけ、4月1日〜6月30日のますに係る部分を除く)。

漁業権の対象種は、期間・体長にかかわらず採れません

たこ・てんぐさ・かき・あわび・さざえ・なまこは漁業権の対象種のため、遊漁では体長・期間を問わず採捕自体が禁止されています(出典: 富山県公表の共同漁業権一覧 共第3号=くろべ漁業協同組合の第1種共同漁業)。

期間・体長の条件を満たしていても、これらの種を遊漁で採ることはできません。

さらにあわび・なまこは、しらすうなぎとあわせて漁業法第132条(特定水産動植物の採捕の禁止)の対象で、漁業権の内外にかかわらず一般の採捕はできません(罰則=同法第190条により3年以下の拘禁刑又は3,000万円以下の罰金)。

なお、共第3号の漁場区域にこの施設の地先が含まれるかまでは本記事で照合できていません。くろべ漁業協同組合は黒部市を管内とする漁協ですが、区域の境界は現地の掲示または漁協でご確認ください。

黒部川河口の禁止区域には、ここは当たりません

富山県には、さけ(10月1日〜12月31日)とます(4月1日〜6月30日)について、河口付近の海面を名指しで禁止する規定があります。黒部川については「河口右岸の測量標第132号と同左岸の測量標第133号とを結んだ線の中間点を中心とする半径540メートル以内の海面」です(第39条)。また第40条は、黒部川の河口から上流の下黒部橋下流端までの区域で、2月1日〜12月31日のあいだ「竿釣及び手釣(引掛釣及びこれに類するものを除く。)以外の漁具又は漁法」を禁じています。

この施設は、そのどちらの区域にも入っていません。

国土地理院の住所検索で座標を取り、黒部川河口までの距離を測りました。

測った地点 黒部川河口までの直線距離
黒部市石田(施設の所在地) 約6,600m
黒部市生地(石田より河口寄りの隣接地区) 約3,700m

河口の位置は、右岸の黒部市荒俣と左岸の入善町芦崎の中点として推定しました。一番 河口寄りに取っても3.7km(禁止区域の半径540mの約7倍)あるため、河口の推定に多少の誤差があっても結論は変わりません。

つまり「規定は実在するが、この施設は対象外」という関係です。黒部川の河口そのものへ移動して釣る場合は、上の規定が効きます。

クロマグロを釣ってしまったときのルール(2026年4月の改正まで反映)

ここはこの施設に限った話ではなく、海で釣りをする人 全員に効く決まりです。水産庁は、船からの釣りも、堤防を含む陸からの釣りも対象だと案内しています。根拠は漁業法第121条第1項に基づく広域漁業調整委員会の指示です。

漁業法施行令第16条の海域の区分では、富山県黒部市の海は日本海・九州西海域にあたります。日本海・九州西の委員会の指示は第79号(有効期間は令和7年4月1日から令和9年3月31日まで)で、第83号と第86号で改正されています。改正はどちらも令和8年4月1日から施行です。届出の決まりは、別の第82号にあります。この記事は2026年4月1日施行の改正まで当たった内容です。

小型魚(30kg未満)は採ってはいけません

遊漁者は、日本海・九州西海域においてくろまぐろ(小型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(小型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

「小型魚」は30キログラム未満のクロマグロです。水産庁のQ&Aでは、すぐに放すつもりでも、小型魚を遊漁で採ることは禁止とされています。釣れてしまったら直ちに海へ戻します。

大型魚(30kg以上)は、2か月ごとに1人1尾まで

遊漁者は、日本海・九州西海域において採捕したくろまぐろ(大型魚)を、次に掲げる期間ごとに、一人一尾を超えて保持してはならない。

期間は、4月と5月・6月と7月・8月と9月・10月と11月・12月と1月・2月と3月の6つです。その期間の中ですでに1尾を保持した人は、別の大型魚が釣れたら直ちに海へ戻します。 今その魚を手元に持っているかどうかではありません。

採捕禁止の期間は、狙うこと自体ができません

採れた量が上限を超えそうになると、委員会の会長が期間を決めて大型魚の採捕禁止を公示します。水産庁はこう案内しています。

採捕禁止期間中はくろまぐろを狙ってのキャッチ&リリースを前提とした釣りも禁止

ほかの魚を狙っていてクロマグロが掛かったときは、直ちに放します。今が採捕禁止の期間かどうかは、水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」で確かめてください(出典にリンクがあります)。

大型魚を狙うなら、最初に狙う日の1営業日前までに届出

第82号では、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに大型魚を採ろうとする釣り人は、その期間で最初に大型魚を採ろうとする日の1営業日前までに、委員会へ届け出ます。

○届出は年に1度だけで良く、釣りに行く度に届出をしていただく必要はありません。

届出をしていない人は、大型魚を採ってはいけません。 第82号はこう書いています(「1の届出」は、第82号の「二 届出」の1で決められている遊漁者の届出のことです)。

1の届出を行っていない遊漁者は、くろまぐろ(大型魚)を採捕してはならない。くろまぐろ(大型魚)を意図せず採捕した場合には、直ちに海中に放流しなければならない。

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に報告

大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日以内に委員会へ報告します。報告する事項は8つで、8つ目に届出番号が入っています。尾さ長が分かる写真と、運転免許証など氏名と住所を証する書類の写しも一緒に出します。放流した魚には、報告の義務はありません(水産庁のQ&A)。

富山県の説明によれば、違反者に対しては農林水産大臣が指示に従うよう命令をし、その命令に従わなかった場合、1年以下の拘禁刑、50万円以下の罰金等が適用されます。

まだ確認できていないこと

富山海区漁業調整委員会の指示については、発動済みの指示の原文を取得できていません。 上乗せの規制が別途あり得るため、最新は富山県でご確認ください。

施設の利用ルール(釣り方の制限など)は黒部市公式ページに記載がありません。 現地の掲示や係員の指示に従ってください。

こんな人に向いている

  • 費用をかけずに釣りたい人 — つり桟橋は入場無料
  • 手ぶらで立ち寄りたい人 — 貸しザオとエサの販売がある
  • 車で行く人 — 駐車場が計77台分(北側25台・南側52台)
  • 家族で海水浴とあわせたい人 — 海水浴場に隣接している

注意しておきたい点

  • 営業は9時〜17時。早朝や夜間は利用できません
  • 冬季(1月・2月)は毎週水曜が休み。年末年始(12月29日〜1月3日)も休み
  • 貸しザオ・エサの料金は公表資料で確認できませんでした。事前に電話(0765-52-5777)で確認を
  • たこ・さざえ・あわび・なまこ・かき・てんぐさは持ち帰れません(漁業権の対象種)
  • 使える漁具・漁法は5つに限定(竿釣・手釣/たも網・叉手網/投網〈船なし〉/やす/徒手採捕)
  • あゆは12月1日〜翌年6月15日、べにずわいがには雄が6月1日〜8月31日・雌は周年、海面で採捕禁止
  • 施設の利用ルールと海区漁業調整委員会の指示は未確認

出典

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。