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東古屋キャンプ場(栃木県塩谷町上寺島)|漁協が、キャンプ場に名指しのお願いを出しています

釣り場ガイド

東古屋湖の湖畔にあるキャンプ場です。そして、この湖を管理している栃木県鬼怒川漁業協同組合が、このキャンプ場を名指しした注意書きを出しています。

漁協の公式サイトに、こういう見出しのリンクがあります。

★キャンプ場周辺で釣りをされる方へ 重要

中身は、釣り客の駐車場とキャンプ場の境界の話です。

◯駐車場はキャンプ場に隣接しています。  会話の音量、笑い声、車のドアの開閉音などは昼夜を問わずお静かにお願いします。

◯キャンプ場内へはキャンプ場ご利用のお客様以外立ち入り禁止です。 ◯法面からキャンプ場へ立ち入らないでください。 ◯キャンプ場のトイレを利用する場合は道路よりお回りください。

添えられた図には、こう書かれています。

炊事場で魚のワタをぬかないでください

これは、キャンプ場の炊事場のことです。 漁協が、キャンプ場に泊まって釣る人を想定して書いた一文です。つまり、この湖では「泊まって釣る人」が珍しくない、ということでもあります。

この施設で釣りができるか(確度:推定)

施設公式(塩谷町のページ)に、釣りの記載はありません。 施設名と管理事務所の連絡先だけの簡略なページです。

とちぎ旅ネット(公益社団法人栃木県観光物産協会)には記載があります。

このキャンプ場は釣りの名所である東古屋湖のほとりに位置し

施設の側からの案内は、この1系統だけです。ですから確度は「推定」としています。

一方で、水域の側は完全に固まっています。 栃木県が公示している漁業権の内容に、この湖が名指しで入っています。

西荒川(西荒川ダムの湛水区域通称東古屋湖を含む。)

東古屋湖は、栃木県鬼怒川漁業協同組合の第5種共同漁業権(内共第3号)の漁場です。 存続期間は令和6年1月1日から令和15年12月31日までと公示されています。

このエリアは栃木県鬼怒川漁業協同組合が第五種共同漁業権の免許を受けている水域です。遊漁(釣り)には遊漁承認証(遊漁券)の購入が必要です。

遊漁料・購入方法・遊漁期間の最新情報は、必ず管轄の栃木県鬼怒川漁業協同組合の公式情報でご確認ください。

なお、キャンプ場の宿泊者が遊漁券なしで釣れるかどうかは分かりません [未確認]漁協の注意書きは「釣りのお客様」と「キャンプ場ご利用のお客様」を別々に書いていますが、両方を兼ねる人の扱いは書かれていません。 竿を出す前に漁協へ確認してください。

釣り期間は3月14日から12月28日まで(2026年)

漁協の公式ページの逐語です。

釣り期間 : 令和8年3月14日(土)~12月28日(月)

この案内が2026年のものであることは、曜日で確かめられます。 2026年3月14日は土曜、12月28日は月曜で、両方とも一致します(2025年は金曜、2027年は日曜)。ただし解禁日は毎年変わります。 漁協も「解禁日は湖が氷結している場合、延期する場合もございます」と添えています。

釣り時間は、10月末で切り替わります。

期間 釣り時間
解禁~10月末 午前7時~午後5時まで
11月~12月 午前7時~午後4時30分まで

開始時間まで竿を出せません。 漁協の制限事項に「(開始時間まで竿をのばさないでください)」と明記されています。

釣り適期も公示されています。

釣り適期 マス類-3月~6月 ワカサギ-6月~ ヘラブナ-全期間

9月20日から、釣れる魚が変わります

ここが、この湖で一番 間違えやすいところです。

漁協の釣り期間は12月28日までですが、栃木県漁業調整規則の第22条は、4種類の魚について9月20日から採捕を禁じています。

何人も、次の表の左欄に掲げる水産動物(いわな、ひめます、びわます(方言ほんます)及びやまめ(さくらますを含む。以下同じ。)にあっては、全長15センチメートルを超えるものに限る。)を、それぞれ同表の右欄に掲げる期間中、採捕してはならない。

いわな、ひめます、びわます(方言ほんます)及びやまめ 9月20日から翌年2月末日まで

対象は、いわな・ひめます・びわます・やまめ(さくらますを含む)の4種です。東古屋湖にはイワナ・ヤマメ・サクラマスがいます。

逆に言えば、にじます・ブラウントラウト・ヘラブナ・ワカサギはこの条文の対象ではありません。 東古屋湖の主力はニジマスですから、9月20日で釣りが終わるわけではありません。

そして、漁協の禁止区域の期間も9月20日から始まります。

塩谷郡塩谷町大字上寺島字東古屋地先東古屋橋上流端から上流の西荒川/9月20日から組合が定めて公示する翌年解禁日前日まで

東古屋橋から上流の川が、9月20日から禁止区域になります。湖そのものは、この区域には入っていません(湖の禁止期間は「1月1日から組合が定めて公示する解禁日前日まで」です)。

つまり9月20日を過ぎたら、こうなります。

  • 湖では、ニジマス・ヘラブナ・ワカサギを狙えます
  • イワナ・ヤマメ・サクラマス(全長15センチメートル超)は、翌年2月末日まで採れません
  • 東古屋橋から上流の川には、入れません

なお、県の規則には地域ごとの特例があり、箒川・鬼怒川・大谷川・中禅寺湖・西の湖・大芦川の6系統では期間が「9月20日から翌年3月20日まで」に延びます。 荒川・西荒川はこの特例のリストに入っていないので、東古屋湖には本則の「翌年2月末日まで」が効きます(条文の括弧内を全部 読んで確認しました)。

12月28日を過ぎてからこの記事を読んだ人へ

2026年の釣り期間は12月28日で終わります。 2027年(令和9年)の解禁日は、まだ発表されていません [未確認]

2026年は3月14日が解禁日でした。 解禁日は湖の氷結で延びることがあるので、年が明けたら漁協の公式ページで確認してください。

遊漁料は1日3,600円です

漁協の料金表(員外券=組合員以外の欄)です。

種別 料金
解禁日及び翌日 4,500円
解禁日の翌々日から12月28日まで・1日券 3,600円
午後券 3,000円
フナ・ワカサギ券 2,200円
中・高校生券 2,200円(解禁日および翌日は2,500円)
小学生券 1,100円(解禁日および翌日)
回数券(10回券) 30,000円
現場加算料 1,200円

この金額は、県が認可した遊漁規則の第8条と一致します。 規則側では「全魚種日釣券(A)」「全魚種日釣券(B)」「全魚種午後券」「わかさぎ日釣券」という名前で、それぞれ4,500円・3,600円・3,000円・2,200円、附加料金1,200円と定められています。

中高生券・小学生券・回数券は、規則の抜粋には無く、漁協のページにだけ載っています。

※入漁券は現地組合事務所で入漁前にお求めください。現場扱は加算金がつきます。 ※女性料金は解禁日及びその翌日を除き500円引きとなります。 ※障がい者の方は障がい者手帳の提示により、料金は上記金額の半額となります。

買う場所は、東古屋湖特別漁場管理事務所です。

東古屋湖特別漁場管理事務所 〒329-2216 塩谷郡塩谷町大字上寺島字東古屋 TEL:0287-47-1150

★入漁券発売時間について 入漁券の発売時間は、基本的に6:30となりますが、土曜日、日曜日、祝日など混み具合によって時間を早める場合があります。

釣り時間は午前7時からですが、券は6時30分から売っています。 キャンプ場に泊まるなら、朝の段取りがしやすい時間です。

釣り方が3つに限定されています

漁協の制限事項の逐語です。

釣法は、餌釣、ルアー釣、毛針釣に限ります。 釣具使用は1人2組以内です。 尾数制限はありません。 15㎝以下のマス類を釣り上げた場合はリリース(再放流)してください。

竿は1人2組まで。 これは県が認可した遊漁規則の第3条とも合っています(「竿釣及び手釣/東古屋湖特別漁場/計2組以内」)。

そして、規則の側には、もっと強い制限があります。

(9)東古屋湖及び赤川ダム特別漁場において竿釣又は手釣以外の漁具及び漁法を用いること。

東古屋湖では、竿釣と手釣以外は使えません。 投網は、荒川水系全域で通年 禁止されています(規則 第3条第4項)。

禁止されている行為も公示されています。

まき餌及びよせ餌は固く禁止いたします。 パワーエッグ(人工餌)の使用は禁止します。 リール使用のマス投げ込み餌釣り(ブッコミ釣り)及び、浮きを使用しての10m以上の遠投をした釣りは、他の船釣りの方とトラブルになりますので禁止します。

まき餌の禁止とパワーエッグの禁止は、管理釣り場に慣れた人ほど引っかかります。 遠投も10メートルが線です。このほか、船の持ち込み・解禁日の場所取り・路上駐車も、それぞれ禁止と明記されています。

トローリングとハーリングも禁止です。漁協のトップページに告知があります。

★東古屋湖特別漁場ではトローリング、ハーリングでの釣りを禁止させていただきます。

県の規則が禁じている漁法は、別に10種類あります(第24条)。そのうち釣り人に関わるのは、火光その他照明を利用してする漁法発射装置を利用する漁法潜水器具を利用する漁法です。夜に灯りで寄せて獲ることも、潜って突くこともできません。

ボートは借りられますが、持ち込めません

釣船貸出料金 1日1隻(2人乗り・3人乗り) 2,500円 ※2人乗りボートにはエレキ取付不可となります。

貸出時間は釣り時間より1時間 早く終わります(解禁〜10月末は午前7時〜午後4時、11月〜12月は午前7時〜午後3時30分)。返却の遅れは制限事項に名指しで書かれています。

水位によっては、そもそも船が出ません。

★西荒川ダム諸量(水位を記載しております)で水位を確認できます。貯水位(m)で352.00を下回ると船は出せなくなります。

「栃木県規制の船航行禁止区域」にも入れません(漁協はフィールドマップを参照するよう案内していますが、その区域の具体的な範囲は本記事では確認できていません [未確認])。

釣れる魚

漁業権の対象になっているのは13種です(栃木県の漁場計画の公示・内共第3号)。

さくらます・やまめ漁業/にじます漁業/いわな漁業/わかさぎ漁業/あゆ漁業/うぐい漁業/おいかわ漁業/ふな漁業/こい漁業/どじょう漁業/なまず漁業/うなぎ漁業/かじか漁業

わかさぎが入っているのは、県内の漁業権のなかでも内共第3号の特徴です。東古屋湖で「ワカサギ-6月~」が釣り適期として案内されているのと対応しています。

ブラウントラウトは、この一覧にも、漁協の遊漁規則の対象魚種にも入っていません。 漁協が放流している魚ではありますが、漁業権の対象種ではない、という位置づけです。

戻せない魚が2種類います

東古屋湖に放流されている魚は、漁協が公示しています。

ニジマス(200g~1㎏)/大型ニジマス(1.5㎏~4㎏)/ヤマメ/サクラマス/イワナ/ブラウントラウト その他、ヘラブナ、ワカサギを放流しております。

このうちブラウントラウトは、扱いが他の魚とまったく違います。

栃木県内水面漁場管理委員会が、県全域を対象にこう指示しています。

ブラウントラウト及びレイクトラウト(いずれも卵を含む。以下同じ。)を採捕した者は、これを生きたまま採捕した水域から持ち出してはならない。

ブラウントラウト及びレイクトラウトを採捕した者は、これらを採捕した区域に放してはならない。ただし、内共第8号の区域を除く。

「内共第8号」は中禅寺湖漁業協同組合の漁場です。 東古屋湖は内共第3号なので、この除外には当たりません。

結果、東古屋湖でブラウントラウトが釣れた場合、生きたまま持ち帰ることもできず、湖に戻すこともできません。 その場で〆て持ち帰る以外の選択肢がない、ということになります。

ここで一つ、食い違って見える点があります。 漁協の制限事項は「15㎝以下のマス類を釣り上げた場合はリリース(再放流)してください」と書いていますが、15センチメートル以下のブラウントラウトが釣れた場合、この指示とぶつかります。 どちらを優先するのかは、公表されている文書からは読み取れません [未確認]券を買うときに漁協へ確認してください。

オオクチバス・コクチバス・ブルーギル・チャネルキャットフィッシュも、戻せません。

オオクチバス、コクチバスその他オオクチバス属の魚類、ブルーギル及びチャネルキャットフィッシュを採捕した者は、これらを採捕した区域に放してはならない。

この2つの指示は、どちらも令和8(2026)年12月31日までの期間が定められています。 2027年以降に読む方は、栃木県のページで現行の指示を確認してください。

採ってはいけない大きさ

県の規則(第23条)と、漁協の遊漁規則(第7条)で、内容が少し違います。

魚種 採捕禁止になる全長 出所
いわな、ひめます、びわます、やまめ 全長15センチメートル以下 県の規則
うなぎ 全長25センチメートル以下 県の規則・漁協の規則とも同じ
こい 全長20センチメートル以下 県の規則・漁協の規則とも同じ
にじます 15センチメートル以下 漁協の規則にだけあります

にじますの全長制限は、県の規則には書かれていません。 漁協が上乗せしているものです。 東古屋湖の主力魚がニジマスであることを考えると、実際に効いてくるのはこちらです。

県の規則に違反した場合の罰則は、6月以下の拘禁刑もしくは10万円以下の罰金、またはその両方です(第35条第1項)。

禁止区域

東古屋湖と、その上流の川に、漁協の遊漁規則が期間を定めています。

区域 期間
東古屋湖(塩谷郡塩谷町大字上寺島710番地西荒川ダム中心線から上流東古屋橋上流端に至る西荒川の区域) 1月1日から組合が定めて公示する解禁日前日まで
東古屋橋上流端から上流の西荒川 9月20日から組合が定めて公示する翌年解禁日前日まで

県の規則が定める禁止区域(第26条・第27条)には、西荒川も荒川も東古屋湖も出てきません(第26条の9河川=江川・那珂川・余笹川・黒川・松葉川・箒川・思川・渡良瀬川・鬼怒川、第27条の2河川=思川・鬼怒川。全行を読んで0件でした)。つまり、この湖まわりの区域制限は、漁協の遊漁規則によるものです。

利用条件

項目 内容
所在地 〒329-2216 栃木県塩谷郡塩谷町上寺島812
管理事務所 LAKE SIDE BASE管理事務所(君嶋林業)TEL 090-8728-0195
面している湖 東古屋湖(西荒川ダムの湛水区域)
管轄漁協 栃木県鬼怒川漁業協同組合(内共第3号)
遊漁券の販売所 東古屋湖特別漁場管理事務所(0287-47-1150)
釣り客用の駐車場 キャンプ場に隣接した専用スペースがあります

施設の料金・営業期間は、本記事では取得していません [未確認]

まだ確認できていないこと

キャンプ場の宿泊者が遊漁券なしで釣れるかは分かりません [未確認]

15センチメートル以下のブラウントラウトが釣れたとき、漁協のリリース案内と県の再放流禁止のどちらが優先するのかは分かりません [未確認]

施設から湖畔までの動線・徒歩距離は確認していません [未確認]

船航行禁止区域の具体的な範囲は確認していません [未確認]

2027年(令和9年)の解禁日は未発表です [未確認]

こんな人に向いている

  • 泊まって、朝いちばんから釣りたい人券は6時30分から売っていて、釣りは午前7時からです
  • ニジマスを狙う人200グラムから4キログラムまで放流されていて、9月20日以降も対象です
  • ワカサギをやる人釣り適期は6月から漁業権の対象種にもわかさぎが入っています
  • ヘラブナをやる人釣り適期は全期間フナ・ワカサギ券なら2,200円です
  • ボートを使いたい人1日1隻2,500円で借りられます(持ち込みはできません)

注意しておきたい点

  • いわな・やまめ・さくらますは、9月20日から翌年2月末日まで採れません(全長15センチメートル超・県の規則 第22条)
  • 東古屋橋から上流の川は、9月20日から入れません湖そのものは対象外です
  • 釣法は餌釣・ルアー釣・毛針釣の3つだけ。 竿は1人2組まで
  • まき餌・よせ餌・パワーエッグは禁止です
  • ブッコミ釣りと、浮きを使った10メートル以上の遠投も禁止
  • トローリング・ハーリングも禁止です
  • ブラウントラウトは、生きたまま持ち出すことも、湖に戻すこともできません(令和8年12月31日まで有効の指示)
  • バス類・ブルーギル・チャネルキャットフィッシュも戻せません(同じく令和8年12月31日まで)
  • にじますは15センチメートル以下が採捕禁止これは漁協の上乗せで、県の規則にはありません
  • 船は持ち込めません貯水位が352.00メートルを下回ると、貸しボートも出ません
  • 駐車場は釣り客専用スペースへ。 キャンプ場側には停められません

出典

マナーとお願い

釣り場周辺の漁港・港湾施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。

この湖では、それが「お願い」では済んでいません。 漁協が、駐車場での焚き火・BBQの禁止、立ち小便の禁止、アイドリングの禁止、昼夜を問わず静かにすることまで、文書にして掲げています。キャンプ場に隣接しているからです。

キャンプ場のトイレを使うなら、法面をよじ登らず、道路から回ってください。 そう書かれています。

そして、炊事場で魚のワタをぬかないでください。 これは漁協が図に書き込んだ一文です。泊まって釣る人がいるからこそ、書かれた注意です。

釣り客の駐車場と、キャンプ場の駐車スペースは別です。 どちらの側から来た人も、自分の側に停めてください。

この記事について

この記事は、YASAKA CAMP運営者(キャンプ・渓流釣り歴のある個人運営者)が、施設の公式情報・公的資料をもとに執筆しています。掲載情報の誤りはお問い合わせからご連絡ください。