羽鳥湖で釣るには、遊漁券が要ります。 湖を管轄する南会東部非出資漁業協同組合の遊漁規則(福島県が認可したもの)に、羽鳥湖が名指しで出てきます。
第1項の規定にかかわらず、羽鳥湖における、ボート釣り、撒き餌釣及びオランダ釣は、これを禁止する。
湖畔のキャンプ場から竿を出すなら、岸から、撒き餌なしで、です。 ダムの近くには一年中釣りができない区域もあります。この記事では、規則に書いてあることを順に並べます。
内水面(河川・湖)の釣りは海面と違い、漁期(解禁日〜終漁日)が魚種ごとに定められています。ここでは季節でなく漁期を軸にまとめます。
この湖に漁業権があるか
福島県が公示している漁業権の一覧で、この組合の漁場は「内共第20号」です。 公示の区域はこう書かれています。
次に掲げる点アと点イを結んだ線から上流の大川本流及び支流の区域(板小屋川、板小屋川と鶴沼川との合流点から上流の鶴沼川及び大内ダム堰堤から上流の小野川を除く。)
公示の本文に「羽鳥湖」の名前はありません。 区域は「大川本流及び支流」という書き方です。
それでも羽鳥湖を漁場として扱ってよいと判断した理由は、3つあります。
- 同じ内共第20号の遊漁規則が、羽鳥湖を名指しで規制しています(冒頭の引用と、下の禁止区域)。遊漁規則は、その漁場の区域内での釣りを定めるものです。
- 公示の「関係地区」に「岩瀬郡天栄村(湯本地区に限る。)」が入っています。 キャンプ場の所在地は天栄村です。
- 組合の公式サイトが「羽鳥湖での遊漁について」という案内を出し、「必ず遊漁券を購入してください」と書いています。
ただし、湖の位置を公示の区域図と重ねて確かめたわけではありません。 除かれている「板小屋川と鶴沼川との合流点から上流の鶴沼川」は、地名の位置関係から見て湖より上流側と読めますが、地図上の流路では照合していません。迷ったら、遊漁券を買ってから釣る側に倒してください。
このエリアは南会東部非出資漁業協同組合が第五種共同漁業権の免許を受けている水域とみられますが、施設地先の管轄範囲は正確に照合できていません。
遊漁(釣り)には遊漁承認証(遊漁券)の購入が必要です。遊漁料・購入方法・遊漁期間の最新情報は、必ず南会東部非出資漁業協同組合の最新公表情報でご確認ください。
今シーズンの釣行(ワカサギ・ウグイは通年、イワナ・ヤマメは9月30日まで)
狙える魚: ワカサギ・ウグイ(1月1日から12月31日まで)、イワナ・ヤマメ(4月1日から9月30日まで) ※アユの遊漁期間は「6月1日から12月31日の期間内で組合が別に定めて公示する期間」です。組合の掲示・公式サイトで確認してください。 ※漁期は年により変わることがあります。当日の水況・水温で釣果は変わります。
遊漁規則が定める対象の魚は、うぐい・わかさぎ・やまめ・いわな・あゆの5種です。
入門タックル: ワカサギは小型の仕掛け、イワナ・ヤマメは渓流用の竿・ルアーが基本です。 ※具体的な商品の選び方は準備中です。
来シーズンの解禁(イワナ・ヤマメは4月1日)
イワナ・ヤマメは10月1日から翌年3月31日まで釣れません。 組合の遊漁期間(4月1日から9月30日まで)と、福島県漁業調整規則の禁止期間(全長15センチメートルを超えるものは10月1日から翌年3月31日まで)は、向きを揃えると同じ期間です。
ワカサギ・ウグイは通年が遊漁期間です。
岸から、撒き餌なしで
羽鳥湖では、ボート釣り・撒き餌釣・オランダ釣が禁止です(遊漁規則第3条第2項・冒頭の引用)。
組合の公式サイトも、湖での船の使用を強く止めています。
羽鳥湖内での 船(ボート、フローター) を使用している釣り人が見られますが 船釣り禁止 ですので、 絶対にしない でください。
フローターも船の扱いです。 竿は、あゆ釣りの場合は1人1本、たも網は口径50センチメートル以下と決まっています(同条第1項)。
ダムの近くは一年中、釣りができません
遊漁規則第5条の禁止区域です。
羽鳥湖のダム堤体上流端から上流500メートルまでの区域及び取水口下流600メートルまでの区域
期間は「1月1日から12月31日まで」、つまり一年中です。
組合の公式サイトは、ここで釣る人が後を絶たないことを書いています。
遊漁禁止区域 での 釣り人が多発 しています。特に ダム提体 で釣り人が見られます。 絶対に釣りをしない ようご協力をお願いいたします。
キャンプ場からダム堤体・取水口までの距離は、この記事では測っていません。 湖畔で竿を出す前に、現地の標識で禁止区域の範囲を確かめてください。
遊漁料は、日釣り券1,200円です
遊漁規則第7条の額です。
| 魚種 | 日釣り券(組合事務所・取扱所) | 日釣り券(遊漁の現場で払う場合) | 年券 |
|---|---|---|---|
| ワカサギ・ウグイ・イワナ・ヤマメ | 1,200円 | 2,400円 | 6,000円 |
| アユ | 2,500円 | 5,000円 | 12,600円 |
現場で払うと2倍です。 先に取扱所で買ってください。組合のワカサギのページも「現場券は割増しになりますので遊漁券売り場 でお買い求めくださるとお得ですのでお勧めです。」と書いています。
- 未就学の子どもと小学生は無料です。中学生と肢体不自由の人は、アユ以外の魚種の竿釣りが免除されます(同条ただし書き)。
- 年券は顔写真が必要です(組合公式サイトの案内)。
- この遊漁料は令和8年1月1日から上がりました。 以前は、ワカサギ・ウグイ・イワナ・ヤマメの日釣り券が1,050円(現場2,100円)、年券が5,250円でした(福島県が公表している新旧対照表)。古い額のままの案内を見かけても、今の額は上の表です。
遊漁券を買える店
組合の公式サイトの「釣り券販売所」に載っている店と電話番号です(並びはサイトのとおり)。
- こめや釣具店 0241-62-4467
- セブンイレブン 新町店 0241-62-1377
- セブンイレブン 下郷店 0241-67-3427
- セブンイレブン 湯の上店 0241-68-3711
- 上州屋 会津若松店 0242-29-2153
- 上州屋 郡山店 024-951-4080
- 上州屋 郡山安積店 024-947-3302
- 上州屋 白河店 0248-27-5083
- 上州屋 西那須野店 0287-36-7541
サイトには「その他、釣り券看板のお店をご利用ください。」ともあります。
この一覧の店名に、天栄村の地名は入っていません。 キャンプ場のいちばん近くで買える店は、この記事では特定できていません。来る途中で買っておくのが確実です。
組合への問い合わせ先は「〒969-5311 福島県南会津郡下郷町豊成字下モ6370 TEL/FAX 0241-67-4555」です(組合公式サイトの表記)。
採ってはいけない大きさ
| 魚種 | 採ってはいけない大きさ |
|---|---|
| イワナ・ヤマメ | 全長15センチメートル以下 |
| ウグイ | 全長6センチメートル以下 |
遊漁規則第6条の定めです。福島県漁業調整規則第40条も同じ数字(やまめ・いわなは全長15センチメートル以下が周年禁止、うぐいは全長6センチメートル以下が周年禁止)を定めています。
福島県の規則で効くこと
遊漁規則とは別に、福島県漁業調整規則(令和2年福島県規則第68号・令和3年改正)が県内の内水面すべてに効きます。羽鳥湖の釣りに関係するものを挙げます。
- やまめ・いわなを、やすで採ってはいけません(第37条第2項)。
- 火光(照明)を使う漁法、潜水器を使う漁法などは禁止です(第37条第1項)。
- ひめます・やまめ・いわな・うぐい・あゆ・かじか・さけの卵を採ってはいけません(第40条第2項)。
- あゆは3月1日から5月31日まで採捕禁止です(第40条第1項)。
- 第39条の禁止区域の表に、羽鳥湖は入っていません(同じ表には只見川の田子倉発電所の堰堤周辺など、ダムまわりの区域がいくつも載っています)。
バス釣りにも遊漁券が要ります
組合の公式サイトは、ルアーでのバス釣りについてこう書いています。
ルアーフィッシングでバス釣りをされている釣人が 年々増えております。遊漁券 を購入しないで漁場には極力入場しないようお願いいたします。
狙いがバスでも、券を買わずに湖に入らないでください。 ボート・フローターが禁止なのも同じです。
ワカサギの穴釣りについて
組合の公式サイトのワカサギのページには、「羽鳥湖ワカサギ穴釣りは令和5年は中止といたします。 理由:減水して危険と判断、中止といたしました。」とあります。それより新しい開催の案内は確認できていません。 冬に氷上で釣るつもりなら、組合に開催の有無を確かめてから計画してください。
施設について
羽鳥湖畔オートキャンプ場は、羽鳥湖のほとりにあるオートキャンプ場です。施設の公式サイトは、釣りを案内していません。 公式サイトのトップページ・施設案内・キャンプサイト・コテージ・料金・楽しみ方などのページで「釣り」「遊漁」「ワカサギ」「フィッシング」「魚」の語を探しましたが、1件もありませんでした(一部のページは読めていません)。
釣り竿やタックルは自分で用意していくものと考えてください。 湖畔のサイトから湖岸へ下りられるかどうかも、施設に確認してください。
料金・設備・予約方法など施設の詳しい情報は羽鳥湖畔オートキャンプ場 完全ガイドをご覧ください。
まだ確認できていないこと
- 福島県内水面漁場管理委員会の指示の内容(委員会の県公式ページが見つからず、確認できていません)
- 羽鳥湖が公示の区域内であること(名指しの記載はなく、上の3つの理由からの判断です)
- キャンプ場の前の湖岸が、ダム堤体・取水口まわりの禁止区域から外れているか
- 今季のワカサギ穴釣りの開催
- キャンプ場のいちばん近くの遊漁券取扱所
注意しておきたい点
- 遊漁券が要ります。 日釣り券は1,200円、現場で払うと2,400円です
- ボート・フローター・撒き餌・オランダ釣は禁止です
- ダム堤体の上流500メートル、取水口の下流600メートルは一年中釣りができません
- イワナ・ヤマメは9月30日まで、全長15センチメートル以下は採れません
- 遊漁承認証は携帯し、漁場監視員に求められたら見せます。違反すると遊漁を止められ、遊漁料は返りません(遊漁規則第9条・第11条)
出典
- 漁業の免許(内水面共同漁業権)令和5年9月 福島県農林水産部水産課(水産庁 漁業権情報に掲載・PDF) — 漁業権の公示=漁場の区域を定める文書。内共第20号(大川)・南会東部非出資漁業協同組合。区域「次に掲げる点アと点イを結んだ線から上流の大川本流及び支流の区域(板小屋川、板小屋川と鶴沼川との合流点から上流の鶴沼川及び大内ダム堰堤から上流の小野川を除く。)」、漁業の名称はうぐい漁業・わかさぎ漁業・いわな漁業・やまめ漁業・あゆ漁業(表の形で記載)、存続期間「令和5年9月1日から令和15年8月31日まで」、関係地区「岩瀬郡天栄村(湯本地区に限る。)、南会津郡南会津町(田島地区に限る。)及び同郡下郷町」。本文に「羽鳥」の語は0件。取得日 2026-09-13
- 南会東部非出資漁業協同組合 内共第20号第5種共同漁業権遊漁規則(福島県公式PDF・全3ページ) — 漁協の遊漁規則(福島県が認可したもの)。第1条(対象の魚)・第3条(漁具・漁法、羽鳥湖のボート釣り等の禁止)・第4条(遊漁期間)・第5条(禁止区域)・第6条(全長の制限)・第7条(遊漁料)・第9条・第11条。附則「この規則は、令和8年1月1日より施行する。」取得日 2026-09-13
- 内水面共同漁業権に係る遊漁規則変更認可について(福島県公式) — 内共第20号の遊漁規則は令和7年8月8日付けで変更認可、施行日 令和8年1月1日。上記PDFと新旧対照表(遊漁料の改定前後)の掲載元。取得日 2026-09-13
- 遊漁規則新旧対照表(福島県公式PDF) — 第7条の遊漁料の新旧。画像のため目視で読み取り。取得日 2026-09-13
- 福島県漁業調整規則(令和2年11月27日福島県規則第68号・令和3年9月14日規則第72号改正)(福島県公式PDF) — 第33条・第37条・第39条・第40条。取得日 2026-09-13
- 南会東部非出資漁業協同組合 公式サイト — 羽鳥湖での遊漁の注意(渓流)、遊漁料と釣り券販売所(案内)、ワカサギ穴釣りとバス釣りの注意(ワカサギ)。取得日 2026-09-13
- 羽鳥湖畔オートキャンプ場 公式サイト — 施設名・所在地「福島県岩瀬郡天栄村羽鳥芝草2-4」。釣りに関する記載なし。取得日 2026-09-13
マナーとお願い
釣り場周辺の漁協施設や私有地への無断立入り・無断駐車はやめましょう。地元の方の生活の場・漁業の仕事場であることに配慮してご利用ください。
ダムの堤体で釣る人が多い、と組合が名指しで書いています。 そこは一年中、禁止区域です。
現場で払うと遊漁料は2倍です。 監視員は見回っています。 券は来る途中で買ってください。
ペット同伴OKのキャンプ場です
- クレート・アウトドアサークル Amazonで見る/楽天市場で見る
就寝中の脱走対策・BBQ時の隔離に使う。(出典: CAINZ「ワンクォール」獣医師監修)
- 犬用寝袋・ベッド Amazonで見る/楽天市場で見る
(出典: CAINZ「ワンクォール」獣医師監修)
- 首輪・リード・ハーネス Amazonで見る/楽天市場で見る
就寝中もリード必須と明記している施設が多い。(出典: CAINZ「ワンクォール」獣医師監修)
- フード・おやつ・食器 Amazonで見る/楽天市場で見る
(出典: CAINZ「ワンクォール」獣医師監修)
- ペットシーツ・うんち袋 Amazonで見る/楽天市場で見る
(出典: CAINZ「ワンクォール」獣医師監修)
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