「ミヤベイワナって何?」「然別湖で釣りするにはどうすればいい?」——この記事は、然別湖での釣りを考え始めた人のためのガイド。料金・予約方法・解禁日程・厳格なルール・泊まれるキャンプ場まで、計画に必要な情報を1本にまとめた。
先に結論を書く。然別湖は「ふらっと行って竿を出す」場所ではない。完全予約制・1日50名限定・キャッチ&リリース強制。ハードルは高いが、ここでしか出会えない魚がいる。
この記事で分かること:
- ミヤベイワナとは何か(世界で然別湖だけの固有種)
- 遊漁券の料金と予約方法
- 年2回だけの解禁スケジュール
- 他の釣り場よりかなり厳しいルール
- 湖畔で泊まれるキャンプ場
遊漁券: 4,190円・完全事前予約制
然別湖の釣りは「グレートフィッシング然別湖」という名称で運営されている。鹿追町とNPO法人北海道ツーリズム協会が共同で実施している事業だ。
| 種類 | 料金(税込) |
|---|---|
| 日釣券 | 4,190円 |
購入方法はグレートフィッシング然別湖 公式サイトでの事前予約のみ。現地での当日購入はできない。
4,190円は一般的な渓流の遊漁券(日券500〜2,000円が相場)と比べると高い。ただしこの料金には、固有種の保全管理コストが含まれている。人数制限・監視員配置・環境モニタリングの運営費をまかなう仕組みと考えると、むしろ安いとも言える。
釣りのルール: 然別湖は他の釣り場よりかなり厳しい
然別湖のルールは、一般的な渓流・湖沼の釣り場とは別物と考えたほうがいい。固有種を守るための仕組みが、ルールの隅々にまで入っている。
使える釣法
- ルアー・フライ・テンカラのみ
- エサ釣りは禁止
フック(針)の制限
- シングルフック・バーブレス(返しなし)限定
- ダブルフック・トレブルフックは使用禁止
- ミノー等のプラグは2箇所までバーブレスシングルフックの装着で使用可
キャッチ&リリース
- ミヤベイワナは全てリリース。持ち帰りは一切できない
- 水のない場所に魚体を横たえることも禁止
- 撮影は水中で速やかに行うこと
バーブレスフック限定+水中撮影のルールは、魚へのダメージを最小限にするための設計。「釣りをさせてもらいに行く」という感覚に近い。
然別湖へのアクセス
- 最寄りの都市: 帯広市(車で約1時間30分)
- 新千歳空港から: 車で約3時間
- 公共交通機関でのアクセスは限られる。基本的にはレンタカーが必要
周辺にコンビニやスーパーはない。食料・飲料は帯広か鹿追町内で調達してから向かうこと。
なぜこの釣り場が特別なのか
遊漁券4,190円、1日50名限定、完全予約制、キャッチ&リリース強制。一見するとハードルが高い。
でもそれは、この湖の固有種を次の世代に残すための仕組みだ。日本の内水面で、ここまで管理が行き届いた釣り場は多くない。2005年から鹿追町とNPOが共同で運営してきた「グレートフィッシング然別湖」は、保全と釣りを両立させる日本でも数少ない成功例と言える。
ミヤベイワナに会えるのは、世界でここだけ。その事実だけで、行く理由になる。
出典:
- グレートフィッシング然別湖 公式サイト: https://www.shikaribetsu.com/
- 鹿追町 公式サイト: https://www.town.shikaoi.lg.jp/shisetsu/sangyo_kanko/camp/
- 鹿追町観光協会: https://www.shikaoi.net/detail/43
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。解禁日程・料金・人数制限は年度により変更される場合があります。釣行前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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